日本経済新聞社と戦略国際問題研究所(CSIS・米国)が共催するシンポジウムで講演しました。昨年は防衛大臣として、今年は自民党安全保障調査会長として、2年連続の講演となりました。
今年のテーマは「日本の外交・安全保障の考え方、日米関係の重要性、インド太平洋の多国間の枠組みのあるべき姿」とのこと。私は「自由で開かれたインド太平洋のためのゆるぎない日米関係」とのタイトルで講演しました。
私が強調したことは、日米が新たなリーダーを迎え新政権になっても、日米同盟の強固な関係は全く変わらないこと。むしろ、更に協力関係を強化していくことが、国際社会における責任ある大国としての使命であること。
二人のリーダーは、これまで日米同盟が、地域において、そしてグローバルな舞台において果たしてきた役割に思いを馳せ、国際社会の先頭に立って、インド太平洋地域を「協力と調和」に導くことが求められます。
私の在任中に進めてきた取組の成果や今後の課題については、中谷防衛大臣にしっかりと引き継ぎました。私は今後、党の安全保障調査会長としての立場から議論をリードし、政府に対しては激励の思いも込めて、真に必要な安全保障政策について豪速球を投げ込んでいくつもりだと話しました。