木原稔
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みのる日記 : 2014年 5月

2014年5月8日(木曜日)

button_blue英国出張の成果3

英国のシンクタンク国際戦略研究所での講演(日本語版)です。

 

戦略的パートナーである日英両国間の更なる防衛協力・交流の構築へ向けて』

 

ず、3年前に我が国で発生した東日本大震災に関し、英国からは救助隊員・救助犬の派遣、水・食料品・放射線防護関連物資の支援など、様々なご支援をいただきました。この場を借りて、改めて厚く御礼を申し上げます。

 

英国からのご支援のおかげもあり、被災地の復興は徐々にではありますが着実に進展しているほか、経済面では、安倍総理が打ち出した大胆な金融緩和を含む「アベノミクス」政策の効果が、株価の回復、税収増などの数字に現れ始めており、日本経済は再び上昇気流に乗りつつあります。

 

英両国の交流は、英国船舶が初めて日本に到着した1613年にさかのぼります。その後、日本の長きにわたる鎖国政策のため、日英交流は残念ながら閉ざされてしまいますが、約200年を経て、1858年に日英両国間に外交関係が樹立され、交流が再開します。日本が近代国家への道を進み始めた明治維新の際には、我が国は、軍の組織も含め様々なことを英国から学びました。

我が国の初代総理大臣である伊藤博文や、日露戦争においてロシアのバルチック艦隊を破った東郷平八郎も、青年期に英国に留学し、その後の活躍につなげています。

1902年には日英同盟に調印しましたが、20年以上続いた同盟は、軍事的な協力のみならず文化的な交流を含め両国の関係を深化させました。その後、我が国は敗戦という歴史を経ることとなりますが、国交が正常化した1951年以降、日英は再び友好を深めてまいりました。我が国の現在の皇太子殿下も、貴国のオックスフォード大学に留学されております。

日英交流400周年の節目となった昨年においては、防衛協力・交流においても、日英情報保護協定及び防衛装備品等の共同開発等に係る枠組協定の締結、ハイレベルを始めとした日英間での極めて活発な往来など、大きな進展がみられました。これらの器にどのような料理を盛りつけていくかという検討も本格化しています。

そのような中で私も、昨年9月にアンドルー王子が訪日された際、RUSIが主催した日英安全保障協力会議や、先月にホートン統合参謀長が訪日された際に開催されたRUSI主催の日英防衛協力に関するセミナーに積極的に協力させていただくなど、微力ながら日英の防衛協力に尽力させていただいているところです。

私は、日本という国が一流の独立国家であり続けるということを、政治家としての目標としています。そして、この目標のために特に大切な分野が、防衛・安全保障、そして教育であると考えています。

優れた国家は優れた人材が揃わなければ成り立ちません。優れた人材を作り上げるもの、それは教育です。現在、我が国の教育水準は世界的に高く評価されておりますが、更なる高みを目指してまいります。国民ひとりひとりが成熟し、日本という国に誇りを持つための教育、それが目指すべき教育であると考えています。

さて、私は安倍内閣で防衛大臣政務官を務めており、本日の講演も防衛政策・防衛協力がテーマですので、本題である防衛に移らせていただきます。

国は、防衛という確たる根っこがあって初めて、幹を太くし、葉を付け、花を咲かせることができるからです。国の防衛なくして国家は成り立ち得ず、ましてや国防をおろそかにする一流国家などあり得ません。

かといって、国の防衛のみを固めるだけでは一流の国家とはなり得ません。では一流の国家とは何でしょうか。経済、文化、様々な指標があるかと思いますが、他国から信頼され、尊敬されてこそ、一流と言えるのではないでしょうか。そして、そのような信頼・尊敬は、責任あるプレーヤーとして、目に見える形で国際社会に貢献し続けることにより、徐々に獲得できるものではないでしょうか。

現在の国際社会は、大量破壊兵器やテロといった脅威や、海洋・宇宙空間・サイバー空間といった国際公共財に対するリスクが拡散・深刻化しています。そのような中、国際社会と協調しつつ、地域や国際社会の平和と安定のため、より一層積極的な役割を果たしていくこと、つまり、安全保障面においてより積極的に国際社会に貢献していくこと、これこそが、安倍内閣の掲げる「国際協調主義に基づく積極的平和主義」です。

防衛省・自衛隊としても、例えば昨年11月、台風により大きな被害を受けたフィリピンに対し、過去最大の約1,200名規模で緊急支援を行いました。また、本年3月に行方不明となったマレーシア航空機の捜索のため、先月まで自衛隊の航空機による捜索活動を行いました。このような活動は、積極的平和主義の考えに沿ったものです。

「国際協調主義に基づく積極的平和主義」、この考え方は、昨年末に我が国として初めて策定した、国家安全保障戦略の骨格をなすともいえる基本的な考え方です。そして、国家安全保障戦略を踏まえ、同じく昨年末、我が国は新たな防衛計画の大綱、中期防衛力整備計画を策定しました。このように昨年は、我が国の安全保障・防衛政策の新たなページを開いた年と言えるでしょう。国家安全保障戦略は、先ほども申し上げた「国際協調主義に基づく積極的平和主義」を基本理念として掲げ、我が国の安全及びアジア太平洋地域の平和と安定を実現しつつ、国際社会の平和と安定及び繁栄の確保にこれまで以上に積極的に寄与していくこととしています。

また、新たな防衛計画の大綱においては、我が国が整備すべき防衛力として、「統合機動防衛力」の考え方を打ち出しています。

これは、北朝鮮による核・ミサイル開発や中国による海空域における活動の急速な活発化などにみられるように、我が国を取り巻く安全保障環境が一層厳しさを増し、自衛隊の対応が求められる事態が増加するとともに長期化しつつある中、統合運用をより徹底し、各種活動を下支えする防衛力の「質」と「量」を必要かつ十分に確保しながら、多様な活動を状況に臨機に即応して機動的に行い得る、より実効的な防衛力の構築を目指すものです。

に本年4月には、国家安全保障戦略に基づき、防衛装備の海外移転に関して、これまでのいわゆる「武器輸出三原則」に代わるものとして、「防衛装備移転三原則」を策定しました。これは、国際協調主義に基づく積極的平和主義といった我が国が掲げる国家安全保障の基本理念を具体化した一例です。

新たな原則は、国連憲章を遵守するとの平和国家としての基本理念と、これまでの平和国家としての歩みを引き続き堅持した上で、防衛装備の移転に係る具体的な基準や手続、歯止めを今まで以上に明確化し、内外に透明性をもった形で明らかにするものです。

防衛省・自衛隊としては、新たな原則の下で、防衛装備品の適切な海外移転により、これまで以上に平和貢献・国際協力に寄与していくとともに、関係諸国との防衛装備・技術協力をより積極的に進めていくことを通じ、地域の平和と安定を維持し、我が国を守り抜くための必要な施策を、より積極的に推進してまいります。

また、集団的自衛権に関する問題につきましては、新たな安全保障環境において、我が国の平和と安全を維持するために、集団的自衛権の問題を含め、我が国の法制度が如何にあるべきかについて、今後、政府与党間で協議・検討をしていくこととしておりますが、安倍総理自ら、「過去への痛切な反省の上に立って、二度と戦争を起こしてはならない。同時に二度と戦争の惨禍に苦しむことがない時代をつくらなければならない。アジアの友人、世界の友人と共に、世界全体の平和の実現を考える国でありたい」と述べているとおり、国際協調主義に基づき、関係国と連携しながら、我が国の防衛と地域・国際社会の平和と安定を図るという我が国の基本的な姿勢は不変であることを強調させていただきます。

このように、安倍内閣においては、防衛・安全保障の分野において様々な施策を推進しておりますが、限られた予算の中で、自らの能力を超える形で何かをなすことは不可能ですし、もとより今日の国際社会における安全保障課題に対し、一国のみで対応することが極めて困難であることは明らかです。

そこで重要となってくるのが、他国との安全保障協力です。地域及びグローバルな安全保障環境を改善し、我が国の安全と繁栄を確保するため、我が国としては、日米同盟を基軸としつつ、多国間及び二国間の防衛協力・交流を進めていく必要がありますが、特に英国との協力は、極めて重要であると考えています。

日英は、ともに米国の同盟国であり、民主主義などの基本的価値観を共有しており、様々な問題に対する共通の認識を得るための下地が存在します。また、冒頭で申し上げたとおり、歴史的にも深い関係にあり、皇室・王室を持つ国家、海洋国家という共通点もあります。何より英国は、世界的に影響力を持つ大国です。我が国も、高い経済力や技術力を持ち、真面目で信用を重んじるといった国民性が示すとおり、立派な国であると自負しています。

同盟国である日米、英米の両国間ではそれぞれ、既に強固な関係が築かれています。太平洋を挟んだ(Trans-Pacific)日米間、大西洋を挟んだ(Trans-Atlantic)英米間の協力関係に加え、いわばユーラシア大陸を挟んだ(Trans-Eurasia)日英の協力関係を強化していくこと。

これは、多くのグローバルな課題が存在する今日の安全保障環境を踏まえれば、重要かつ必然なことであり、日英米3カ国間の更なる関係深化にも結びつくものです。

あまり知られていないことかもしれませんが、実際に、日英の防衛協力は様々な分野で既に進展しています。これは、特に災害救援をはじめとする運用の場面において明確に現れており、冒頭で申し上げたとおり、昨年11月のフィリピンでの台風被害に際しては、英海軍空母「イラストリアス」と海上自衛隊護衛艦「いせ」との間で、連絡幹部の相互派遣が迅速に行われ、救援活動の円滑化に貢献しました。

また、両国はマレーシア航空機の捜索のため共に活動していたほか、共にソマリア沖・アデン湾における海賊対処行動及び南スーダンにおけるPKO(UNMISS)に従事しています。海洋国家として交流を深めてきた日英が、現在ソマリア沖・アデン湾において各国と共に海賊対処活動に従事していることは、自然なことでもあります。

防衛装備・技術分野においての協力も動き出しています。昨年7月に防衛装備品等の共同開発等に係る枠組みが署名され、最初の具体的な協力案件として、化学・生物防護技術に関する日英共同研究が開始されており、現在は、更なる装備・技術協力案件の形成に向けた議論が、両国の事務レベルで幅広く行われております。日英間においてどのような防衛装備・技術分野における協力の可能性があるか、今後も引き続き議論していきたいと考えています。

英国と日本、遠く離れた国とお思いでしょうか。距離的には確かにそうかもしれませんが、サイバーセキュリティーを考えた場合、私はそうは思いません。日本がサイバー攻撃を受けて情報インフラが麻痺すれば、国際的な金融取引などに大きな影響を与え、その影響は瞬時に英国にも及ぶでしょう。逆も然りです。サイバー空間の安定的・効果的利用は、日英がともに直面する新たな安全保障課題であり、それだけに大きな協力の可能性を秘めた分野です。

英国は、三年前にサイバー空間に関するロンドン会議を開催するなど、サイバー分野における国際的な課題に積極的に取り組んでおられますが、サイバー空間においては、政府一体となった対応が重要であり、日本においても、内閣官房を中心に省庁横断的な取組を進めているところです。

防衛省としても、一昨年9月にサイバー政策に関する指針を策定し、現在、省内の「サイバー政策検討委員会」において、防衛省・自衛隊としてのサイバー攻撃対処能力向上のための課題について総合的な検討を実施しており、本年3月には、サイバー対処のための専門的な部隊であるサイバー防衛隊を新編しました。今後はサイバー防衛隊を中心として、サイバー攻撃に対処する要員育成や訓練環境の整備等を含め、対処能力の拡充を図っていく所存です。

日英間では、2012年6月に第1回日英サイバー協議が開催されるなど、関係省庁を交えた形で、国際的な規範作り等に関する意見交換を含めて幅広い議論がなされているほか、防衛当局間においても、関係部局間による協議を開催し、具体的な協力の方向性について議論しているところであり、サイバー分野における日英防衛当局間の協力強化に向けて、引き続き検討を進めていきたいと思っています。

さらに、グローバルな安全保障上の課題への対応に当たって忘れてはならない重要な領域として、宇宙空間が挙げられます。宇宙空間は、情報収集や警戒監視機能の強化、通信手段の確保の観点から、安全保障上の重要性が著しく増大しています。

他方、スペースデブリの増加、ASAT兵器の開発の動きをはじめとして、持続的かつ安定的な宇宙空間の利用を妨げるリスクが存在しています。

防衛省としては、引き続き人工衛星の活用を通じてC4ISR能力の向上を図ることに加え、安定的な宇宙空間の利用の確保のための取り組みを加速化させてまいります。今後、宇宙分野において、日英間の協力の可能性についても検討してまいりたいと考えております。

今後も、グローバルな安全保障上の課題に対応するため、日英両国が協力できる分野や共通の活動領域は更に拡大していくでしょう。国際平和協力、テロ対策、海賊対策、サイバー対処などのグローバルな課題において、日本と英国の戦略的な協力は、両国のみならず、国際社会全体に利益をもたらすものになると確信しています。

皆様ご案内のとおり、昨日に行われた日英首脳会談を受け、日英共同声明が発表され、安全保障分野においては、物品役務相互提供協定(ACSA)締結に向けた交渉の開始を含め、将来の協働のための包括的な枠組を作っていくことを決定しました。昨年交流400周年を数えた両国関係が新たな一歩を踏み出した本年、こういった成果が発表されたことは、日英関係の明るい未来を象徴するものです。

私は、近年顕著な進展をみせている日英間の戦略的パートナーシップを、新たな世紀へ向け一層強化すべく、日英両国間で様々な分野における防衛協力・交流を拡大し、日英関係をより一層進展させていくとともに、日英両国で世界の平和と安定に積極的に貢献していきたいと考えており、引き続き、そのために全力を尽くしてまいります。

最後になりますが、本日ご列席の皆さまに改めて感謝を申し上げるとともに、日本の安全保障・防衛問題に関する身近なポータルとして、是非私を活用していただき、質問・相談などお気軽にくださいますようお願い申し上げ、私のスピーチを終えたいと思います。

ご静聴ありがとうございました。



投稿者 minoru | カテゴリー: | 投稿時間 18時51分36秒

2014年5月7日(水曜日)

button_blue英国出張の成果2

英国の国際戦略研究所で演説した内容(原文そのまま)です。

In the year of 2011, the Great East Japan Earthquake struck Tohoku region, the northern part of Japan. Taking this opportunity, I would like to express my sincere appreciation again for your great supports for this disaster such as dispatching rescue teams and search dogs, and providing water, food and radioactive protection goods.

Thanks to your supports, the restoration in the devastated areas has been developed step by step. In terms of economy, the effect of the “Abenomics,” which consists of what Prime Minister Abe called “three arrows”: bold monetary relaxation; flexible application of fiscal stimulus; and a growth strategy to spark private investment, gradually becomes visible in the rise of stock prices and increased tax revenue. Japanese economy has been on the rise.

The Japan-UK relationship traces back to the year of 1613 when Clove, a ship from the East India Company arrived in Japan for the first time.

Unfortunately, after that, Japan’s Isolationism policy had closed the door for our relation for about 200 years.  It resumed when diplomatic relations between Japan and the UK was established in 1858. Then, at the dawn of The Meiji Restoration on our way to the modernized society, we learned a lot from the UK, including the military organizational structure.

 

Our first Prime Minister, Hirobumi Ito and Admiral Togo who defeated the Russian Baltic Vessel in the Russo-Japanese War both studied in the UK during their younger days and reflected their experiences to their great efforts later on.

 

The Anglo-Japanese Alliance, signed in 1902 and lasted for 20 years, really deepened our bilateral relationship not only in the military cooperation but also cultural exchanges. Then Japan went through the defeat in the World War II, but after Japan and the UK normalized the relations in 1951, both countries have been deepening our friendship again. Our current Crown Prince, His Imperial Highness Naruhito has also studied at Oxford University in 1980s, which I think shows our friendly relationship.

 

In 2013, which marked the 400th anniversary of Japan-UK relations, we saw drastic developments in the defense cooperation. Both governments concluded Japan-UK Information Security Protection Agreement and the framework agreement for the joint development of defense equipment. There have been frequent high level reciprocal visits between Japan and the UK. We are now working full-fledged on what kind of menus we are going to demonstrate.

 

Regarding myself, I have facilitated a conference on the opportunity of your CDS (Chief of Defense Staff) Houghton’s visit last month in Tokyo, following another conference also initiated by RUSI upon the presence of His Royal Highness Andrew last September.

 

My political goal is to keep Japan an exceptional world class country with national and personal independence. Robust efforts in the fields of defense, security, and education are indispensable to realize this goal.

 

Superb nation cannot be built without superb people. And education is what makes excellent talents. Our education standard is highly evaluated globally, and we will still take it to the higher level.
Education should be something that is to encourage people to get matured as an independent person and to have the pride for its own country. That is what I would like to materialize in educational field.

 

Now, I would like to move to today’s main subject, defense policy and cooperation, since I am here as Japan’s Parliamentary Vice-Minister of Defense in the Abe Cabinet.

 

A nation is only built on the robust root of defense, which leads to grow the thick trunk and bright leaves, and to make flowers bloom. Without its defense, a nation cannot exist. There are no first class nations which neglect its defense.

 

On the other hand, you cannot make your nation first class by only pursuing its defense. Then, what are the
requirements for a first class nation? You can pick up various indexes such as economy and culture, but I think you can be told as first class when you gain trust and respect among international community. And I believe you can gradually gain such trust and respect while you keep committed to the international society in a tangible manner as one of the stake holders.

 

In today’s global security environment, security threats such as WMDs and terrorism, and risks to the stable use of global commons such as ocean, outer space, and cyberspace have become higher. Under these circumstances, we have to cooperate with international society and play more proactive role for the peaceful and stable world. In other words, we should contribute more actively in the security aspect. This is Abe Administration’s policy of the “Proactive Contribution for Peace based upon the principle of international cooperation.”

 

Japan Self Defense Forces conducted the relief operation with the strength of 1,200 personnel, the largest number ever, to the Philippines devastated by the Typhoon Haiyan last November. Also, JSDF aircraft conducted the search operation for the missing Malaysia jetliner last March and April. These operations are in accordance with the policy of Proactive Contribution for Peace.

 

 “Proactive Contribution for Peace based upon the principle of the international cooperation” is the fundamental concept of our National Security Strategy, which was drafted for the first time by the Government of Japan last year. Also, based upon the NSS, our government also drafted the new National Defense Program Guidelines and Mid-Term Defense Program last year.  So to speak, the last year opened a new page in our security and defense policy.

 

Under the concept of “Proactive Contribution for Peace,” the NSS has set the fundamental principle of national security which is to achieve the security of Japan as well as peace and stability in the Asia-Pacific region, and to contribute even more proactively in securing peace, stability and prosperity of the international community.

 

In the new Defense Guidelines, we’re proposing the idea of “Dynamic Joint Defense Force” as the defense force we need to build.

 

As you can see the nuclear and missile development by North Korea and the rapid expansion and intensification of Chinese activities in waters and airspace, the security environment surrounding Japan has been more severe, while the number of situations that require the SDF responses increases and the periods of operations are prolonged. The concept of “Dynamic Joint Defense Force” is that, given the situations I mentioned just before, we aims at more effective defense posture, by securing necessary and sufficient quality and quantity of defense forces which support operations and by using joint operations thoroughly, to be able to conduct a diverse range of activities seamlessly as well as flexibly.

 

In this April, based upon the NSS, the Government of Japan approved the “Three Principles on Transfer of Defense Equipment and Technology” as a replacement of so-called “Three Principles on Arms Exports”. The new principles are one of the examples which may materialize our fundamental idea of national security, that is, “Proactive Contribution for Peace.”

 

The new principles further clarify the concrete criteria, procedure and restraint on the transfer of the defense equipment in a transparent manner, with maintaining the basic philosophy as a peace-loving nation which conforms to the UN Charter and the course it has taken as a peace-loving nation.

 

Under these principles, with the appropriate overseas transfer of defense equipment and technology, we would like to further contribute to the peace and international cooperation
Also, through active promotion of defense equipment and technology cooperation with partner countries, we would like to proactively promote necessary measures to maintain regional peace and stability and defend our own country.

 

Next, I would like to say a few words about the right of collective self-defense in the new security environment. In order to maintain peace and security, we will study and discuss between the government and the ruling parties how our legal framework should be, including the right of collective self-defense.

However, it should be noted that Prime Minister Abe has expressed his view that “Japan must never wage a war again.  This is my conviction based on the severe remorse for the past. I have also made a pledge that we must build an age which is free from the sufferings by the devastation of war, Japan must be a country which joins hands with friends in Asia and friends around the world to realize peace of the entire world.”

 

In any case, I would like to emphasize that our stance has never been changed which aims at our own defense and peace and stability in the region as well as international society, cooperating with relevant countries.

 

As such, the Abe administration is promoting various measures in defense and security field. However, it is impossible to accomplish something above its capability within its limited budget. Also, it is obviously extremely difficult to deal with international security challenges by acting alone.

 

Then, what becomes important is security cooperation with relevant countries. In order to deal with regional and global security challenges and secure our security and prosperity, Japanese Government needs to develop multi-lateral and bilateral cooperation and exchanges, with the continuous Japan-US Alliance. Among them, we feel Japan-UK cooperation is extremely important.

 

Both Japan and the UK are allied with the United States respectively, and are sharing fundamental values such as the democracy, which gives us common grounds to gain same understandings to deal with various security challenges. As I mentioned earlier, the two countries have the long history of relationship. Furthermore, we have a lot in common. For example, we both have Imperial or Royal Family and we are both maritime nation. Above all, the UK is the great power which has huge global influence. At the same time, I take pride in Japan, which has strong economy, high technology standard, and valuable national character, that is, sincerity and respect for trust.

 

There is a robust relationship between Japan and US based on the alliance. So is between the UK and US. Now, it is time to strengthen Trans-Eurasia relationship, which means Japan-UK relationship, in addition to Trans-Pacific (Japan-US) and Trans-Atlantic (UK-US) ones. I think the Trans-Eurasia relationship, which can also deepen Japan-UK-US trilateral partnership, is indispensable under current security environment with lots of global challenges.

 

It may not widely be known that our defense cooperation has already been developing at various levels. A clear example is seen in the operational field such as disaster relief operations. As I mentioned earlier, in responding to the disaster in the Philippines caused by the Typhoon Haiyan last November, UK aircraft career HMS Illustrious and Japanese Maritime Self Defense Force Escort ship Ise mutually dispatched liaison officers in an expeditious manner, which facilitated the rescue operation.

 

Until very recently, both countries also conducted the search operation for a missing Malaysia jetliner. 

 

In addition, Japan and the UK have also been involved in the anti-piracy operation off the coast of Somalia and in the Gulf of Aden as well as the peace keeping operation in South Sudan. It is quite natural to see that Japan and the UK, two friendly maritime countries, are engaged in the anti-piracy operation together.

 

You can also see the Japan-UK cooperation getting into action in the field of defense equipment and technology. July last year, both governments signed the framework on the joint development of defense equipment and as the first specific case, Japan-UK joint study on the bio-chemical technology for protection gear has started. Now, discussions to form next cooperation cases have been frequently made at the working level. We would like to keep our discussion to find possible areas of cooperation.

 

Do you feel that Japan is far away from the UK? In terms of actual distance, the answer is yes. But cyber security issue doesn’t make me think so. If Japan got cyber-attacks and its information infrastructure got paralyzed, serious impacts would be simultaneously spread around the world including the UK, and vice versa. Stable and effective use of cyberspace is a new challenge that both countries are facing. Therefore, there is a huge potential for cooperation in this field.

 

I understand that your government has been getting actively involved in the efforts in the cyber field, such as by hosting the London Conference regarding
cyberspace three years ago. 

 

It is important to respond in the unified format at the government level, and Japanese Government has been promoting efforts at inter-ministries/agencies level with the Cabinet Secretariat playing a central role.

 

In September 2012, JMOD (Japan Ministry of Defense) drafted cyberspace policy guideline.

We have been conducted comprehensive consideration at the “Cyber Policy Committee” to improve MOD/SDF capabilities against cyber-attacks. In this March, we established Cyber Defense Unit. With the Cyber Defense Unit being a center-piece, we are going to enhance our capabilities including human resource development and build-up of training environment.

 

Regarding Japan-UK cyber cooperation, the 1st Japan-UK Cyber Dialog was held in June 2012, and we discuss our efforts on cyber security widely among relevant ministries and agencies, including the issue of international norms. Defense authorities of the two countries are also holding meetings and discussions on the way ahead. We would like to keep the efforts to strengthen our cooperation in
the cyber field.

 

Besides, there is another global security issue that cannot be left behind, which is outer space. The significance of the use of outer space has been increasing in the view of strengthening information collection and ISR, and securing communication tools.

 

On the other hand, there are risks which could hinder sustainable and stable use of outer space such as the increase of space debris and development of ASAT weapons.

 

JMOD would like to accelerate our efforts to secure the stable use of outer space in addition to improving the capability of C4ISR through continuous utilization of artificial satellite. 

 

We would like to keep making our efforts to consider and find the possibility on Japan-UK cooperation in this space field.

 

In order to deal with global security challenges, our bilateral cooperation fields and common areas of activity will be further expanded. I’m certain that Japan-UK strategic cooperation to overcome global security challenges such as international peace cooperation, counter-terrorism, anti-piracy, and cyber security will bring benefit not only to our countries but to entire international society.

 

As you are all aware of, after the Japan-UK Prime Ministerial Summit, the Japan-UK Joint Statement was announced yesterday. In the security field, we decided to develop a comprehensive framework for our future collaboration including negotiation on the ACSA, Acquisition and Cross Servicing Agreement. I think the announcement, released when Japan and the UK just started the new step after celebrating 400th anniversary of the relationship last year, represents the bright future of Japan-UK relations.

 

In order to strengthen our evolving strategic partnership toward the new era, I am determined to promote our relations further through expanding our defense cooperation and exchanges at the wide range of levels. I will contribute myself to the global peace and stability with you.

 

Last but not least, I would like to thank everyone present here again and should you like to place an easy portal to Japanese security and defense, please feel free to utilize me for information, assistance, thoughts, suggestions and others.

 

Thank you very much for your attention.



投稿者 minoru | カテゴリー: | 投稿時間 13時17分06秒

2014年5月3日(土曜日)

button_blue英国出張の成果1

5月2日から5月6日まで英国を訪問中です。
ソールズベリーという町から日記を書いてます。

現在、安倍総理も欧州各国で外交してますが、5月1日にキャメロン首相との間で発表した日英共同声明を受けて、私は権威あるシンクタンクの国際戦略研究所(英:International Institute for Strategic Studies、略称:IISS)で講演を行いました。各国のストラテジストはじめ約80名の参加者でした。

安全保障分野における日英共同声明の内容は以下の通りです。

(ア)日英間での外務防衛閣僚会合の開催
(イ)ACSAの締結交渉の開始
(ウ)自衛隊と英軍の共同訓練の強化

www.mofa.go.jp/mofaj/erp/we/gb/page18_000286.html

両国の外務・防衛の閣僚会合をロンドンで開催することや、自衛隊とイギリス軍の協力を強化するため災害救援活動などで水や燃料などを互いに提供できるようにする物品役務相互提供協定(ACSA)の締結に向けた交渉をはじめること、そして新たな防衛装備品の共同開発などを進めること、さらに自衛隊と英軍の共同訓練の強化など十分な内容が盛り込まれています。

私の講演では世界における我が国の現状、日本国政府の立場、そして私個人としての見解を発信しました。積極的な質疑に対しても出来る限り対応しました。

講演の内容は、後日、文字でアップしますが、ニュースとして記事がありましたので紹介しておきます。

http://bylines.news.yahoo.co.jp/kimuramasato/20140502-00035005/



投稿者 minoru | カテゴリー: | 投稿時間 14時44分11秒

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