動物愛護活動

動物愛護活動に関して、これまで政争の具にすることなく地道に携わってきましたが、今国会の終盤において、ついに二本の法律を成立させることができました。いずれも議員立法になります。

1.改正動物愛護法(動物の愛護及び管理に関する法律等の一部を改正する法律)
2.愛玩動物看護師法

●「改正動物愛護法」
①幼齢の犬猫についての販売制限。親子の引き離しは、これまでは出生49日(7週)でしたが56日(8週)に延長し、8週を経過しない犬猫の販売等を禁止します。この1週の違いが、心根の優しい犬猫に育つかどうか決め手になるそうです。
②繁殖業者等にマイクロチップの装着・登録を義務付けます。飼主にペットに対する責任感を持ってもらう為の措置です。登録を受けた犬猫の所有が移転した場合、業者から飼主(新たな所有者)に所有変更届を義務付けます。結果として殺処分が少なくなることを期待しています。

●「愛玩動物看護師法」
動物病院にて獣医のもとで働く愛玩動物の看護に従事する者の資質の向上・業務の適正化を図るため、「愛玩動物看護師」の免許を作り、主務大臣が免許を管理します。犬猫の飼育頭数は、15歳未満人口を上回る約2,000万頭で、飼主による健康管理やしつけが重要な時代になってきました。動物を介した福祉・教育への諸活動が期待される中、愛玩動物に関する獣医療の普及・向上、適正な飼養を願っています。

新たな時代を迎えて

新天皇が即位されると同時に、新元号が施行されました。まずは日本国民として皆様とともに、素直に慶びを分かち合っているところです。

初春の令月にして気淑く風和ぎ、梅は鏡前の粉を披き、蘭は珮後の香を薫らす

「令和」の出典は万葉集の巻五「梅花の歌三十二首并せて序」で、「人々が美しく心を寄せ合う中で文化が生まれ育つ」という意味が込められているそうです。和歌集からの典拠らしく美しい響きです。

ORDER and HARMONY(秩序と調和)
海外メディアは「令和」の意味を様々な訳を付けて好意的に報じていましたが、最も共感したのはBBC(英国放送協会)でした。

誇れる国に。
これから新天皇陛下のもとで新たな時代を切り開いていく所存です。世界に誇るべき秩序を保ちながら調和を追求していく豊かな日本を後世に引き継ぐことに責任を持つことを誓います。

皇室の弥栄をお祈りします。

令和元年5月1日
衆議院議員 木原 稔

私にとっての「平成」雑感

昭和64年1月7日、昭和最後の日は大学浪人中でした。「大喪の礼」当日(平成元年2月24日)は受験日で、試験の最中に弔砲が窓を揺らしました。夜は浜松町の「吉野家」で初めて牛丼を食べた事を思い出します(考えると一杯四百円の「並」は今より高いですね)。その日に受験した学部に合格し、熊本から上京することになります。

平成最後の今日は衆議院議員として過ごしました。私にとって「平成」は、大学生として4年間、会社員として11年間、政治家として15年間、それぞれの立場で多様な経験をさせてもらった時代でした。振り返ると人生の転機や重要な決断も幾度となくあり、その結果として挫折や失敗の経験も含めて今日があるのだろうと、あらためて思います。

天皇陛下御即位三十年奉祝感謝の集い

奉祝国会議員連盟(伊吹文明会長)と民間の奉祝委員会(三村昭夫会長)の共催により、去る4月10日、国立劇場にて無事に開催することができました。
「内容がとてもよかった」
安倍総理をはじめ来場者の多くからそんな感想を賜り、実行委員会の事務局長として胸をなでおろしています。

宮本隆治さん(元NHK)と中井美穂さん(元フジテレビ)による安定した司会。

第一部【特別奉祝演奏】
オープニングは、NHK交響楽団の協力でクラリネット奏者の伊藤圭さん(宮城県出身)によるモーツァルト作曲「クラリネット協奏曲」

第二部【奉祝式典】
国会斉唱の後、主催者式辞。次に、来賓からの祝辞は安倍晋三(内閣総理大臣)、大島理森(衆議院議長)、中西宏明(経団連会長)、山中伸弥(京都大学iPS細胞研究所所長・教授)、北野武(タレント・映画監督)、千代川茂(東日本大震災被災者)、宮崎真優(日系ブラジル人高校生)に賜りました。特に日系人高校生の宮崎さんが祖国日本や天皇陛下に対する想いを日本語で話す姿は大きな感動を呼びました。翌日のテレビは北野武さんのスピーチが話題になってました。いずれも素晴らしい祝辞でした。

第三部【祝賀コンサート】
・МISIA「明日へ」
・松任谷由実「春よ、来い」
・天皇陛下の御製(ぎょせい)作曲:松任谷正隆、歌:ゆず
・皇后陛下の御歌(みうた)作曲・歌:松任谷由実
・ゆず(北川悠仁・岩沢厚治)「栄光の架橋」

御製と御歌に民間人が曲を付けてプロの歌手が歌ったのは初めてのことでした。とにかく豪華な顔ぶれによるミニコンサートは圧巻でした。

そして最後は、伊達忠一(参議院議長)による聖寿万歳。
記憶にも記録にも残る「集い」になりました。

ため池

ため池と言われる池があります。その数、全国に約20万箇所!

主に農業用水を供給する施設として江戸時代以前に西日本を中心に築造されました。中でも瀬戸内地域は年間を通じて降雨量が少ないことから、全国の6割が集中しています。熊本県には2,158箇所あります。幼少の頃は夏に泳いだり水遊びをしたものです。東京赤坂の議員宿舎の近くにも「溜池」という地名がありますね。

ところが、近年、台風による豪雨や大規模な地震により、ため池が被災するケースが多発しています。元来、築造時期が明らかでなく管理責任も不明確な施設が多い上、権利者の世代交代が進み権利関係が不明確かつ複雑になっていました。加えて、離農者の多発や農家の高齢化が原因で利用者を主体とする管理組織が弱体化し、日常の維持管理が適正に行われていない危険なまま放置されている施設も増えていました。

このような状況を踏まえて、今国会で【農業用ため池の管理及び保全に関する法律案】を成立させる所存です。農業用に資するため池(農業用ため池)については、農業用水の供給機能の確保を図りながら、所有者や管理者の責任を明らかにします。

そして、行政機関の役割を明確にします。頻発する自然災害時においても決壊による被害を防止する観点から、防災上重要な農業用ため池を指定し(特定農業用ため池)、自治体が必要な防災工事の施行を命ずることができるようにします。

また、最近は「所有者不明土地」が注目を集めていますが、特定農業用ため池についても所有者不明で適正な管理が困難と判断した時には、市町村が管理権を取得できる保全管理制度を創設します。