●熊本県立熊本北高等学校の一年生総勢9クラスの皆さんが修学旅行で国会見学に来てくれました。本会議は午後からでしたので、「衆議院本会議場」も案内することができました。
●第169回通常国会が召集されました。会期は平成20年1月18日から6月15日までの150日間です。福田総理の施政方針演説が行われました。まずは、平成20年度予算及び関連法案の審議に入ります。予算及び関連法案は税制とともに国・地方の財政や国民生活に直接影響するものであり議員として最重要の職務であると思います。ところが、今国会は開会前から「ガソリン国会」などと騒ぎ立てられている事は残念なことです。
確かに、原油の高騰で、灯油代やガソリン代の値上げにより事業所や家庭の負担は大変であろうと思います。その為の対策を講じる努力をして参ります。
しかし、暫定税率を撤廃すれば25円安くなるという短絡的な考え方は、あまりにも無責任な主張ではないでしょうか。地方自治体の財政に影響は与えないか、熊本でいえば北バイパスなど建設途中の必要な道路はどうなるか、既存の道路の補修や歩道整備は大丈夫か、等を総合的に考えているのでしょうか。
「税金が下がった方が良いですか?」と聞かれたら、イエスの声が多いに決まっています。私もそう答えます。しかし、政治家として選挙目当ての無責任な政策は支持できません。自治体の責任者である知事・市長や、地方議会議員の皆さんに聞いてみて下さい。党派は問いません。行政担当者(役所)でも結構です。地方財政や皆さんの暮らしがどうなるのか教えてもらえるでしょう。
「暫定税率」のあり方など今後見直すべき事はあります。国会議員として本質を見極め、将来を見据えた責任ある議論をしていく所存です。