第197回国会(平成30年臨時会)が閉会となりました。
平成30年10月24日から12月10日までの48日間でした。
内閣提出法律案は13件が成立しました。
議員提出法律案は9件が成立しました。
https://www.clb.go.jp/contents/new.html
短い会期のため「審議時間が短い」との一部批判もありました。しかし、各法案を個別に検証すると、過去に成立した法律の審議時間と遜色ありません。最重要法案ならば事前に「重要広範議案」に格上げしておく制度もあります。
さらに、与党は各部会で全ての法律案の事前審査を入念に行い一定の修正等を行っている事を報告しておきます。
衆議院・参議院ともに、一定の審議時間を経た後には採決を行う必要があります。永遠に議論を続けることはナンセンスであり「決める」ことも政治です。民主主義社会では最後は多数決で物事を決めますが、少数意見にも耳を傾ける努力も必要です。改正入管法では、野党の一部と修正作業を行ったうえで議了できたことは有意義だったと思います。
国会は閉会したものの、「閉会中審査」も開催可能です。私が所属する農林水産委員会では、閉会日翌日の12月11日に早速3時間の「基本政策に対する一般質疑」を行い、吉川農林水産大臣が出席の中で、畜産問題等について議論を深めました。
来年は御代替わりや各級選挙など日程が厳しいことが予想されます。また、臨時会で出来なかった憲法審査会での議論も多くの国民が望んでいます。引き続き国会や委員会の円滑な運営に向けて職責を果たしていく所存です。
衆議院議員 木原みのる(自民党国会対策副委員長)