終戦の日

令和6年8月15日、靖国神社と千鳥ヶ淵戦没者墓苑を参拝しました。尊い命を犠牲にされた皆様方に対して、哀悼の誠を捧げ、尊崇の念を表したところです。

日本国民の多くは靖国神社を戦没者追悼の中心的施設であると考えています。また、千鳥ヶ淵戦没者墓苑は、海外で戦没された方のうち、遺族にお渡しできなかった遺骨を納める「無名戦没者の墓」です。

その後、天皇皇后両陛下の御臨席を仰ぎ、日本武道館にて実施された「全国戦没者追悼式」に閣僚として参列しました。

公務で各国を訪問していますが、いかなる理由があれ、自国の為に戦って命を犠牲にした国民に敬意を払う行為は、どこの国も当然のように行われています。

誰もが自然に手を合わせ、静かな環境で戦没者のご冥福をお祈りする。終戦の日はそうあるべきだと思います。

銃剣道大会の最高峰

銃剣道個人戦日本一を決める「高松宮記念杯争奪 第32回全日本銃剣道選手権大会」を観戦しました。

本大会は、各都道府県大会を勝ち上がってきた選ばれし剣士が、その代表としての誇りを胸に、磨き抜かれた心技を競い合う最高峰の大会です。

また、本大会には幾人もの自衛官が参加しています。日頃の鍛錬の成果を十分に発揮し悔いなく試合に臨むよう、参加する選手を激励しました。

こども霞が関見学デー(防衛省)

8月7日-8日の2日間、小学校1年生から中学校3年生までの児童生徒を対象に、各省庁で「こども霞が関見学デー」を実施しました。

防衛省では、自衛隊の仕事内容を知ってもらうことを目的として、防衛大臣への質問コーナー、市ヶ谷地区での施設や装備品の見学を企画しました。

児童生徒にはとても喜んもらえました。夏休みの良い思い出になったとしたら嬉しい限りです。この中から将来の自衛隊員が誕生することを期待しています!

スイス連邦大統領と懇談

スイス連邦のヴィオラ・アムヘルト大統領兼国防・市民防衛・スポーツ大臣が訪日。本年は日本とスイスの国交樹立160周年です。大統領の訪日を歓迎し、ワーキング・ディナーを開催しました。

スイスは永世中立国ですが、日本とは民主主義、法の支配、人権の尊重、紛争の平和的な解決などの普遍的価値や原則を共有する、欧州における重要なパートナー国です。

アムヘルト大統領は国防大臣を兼務されています。欧州・大西洋とアジア・インド太平洋は遠く離れていますが、安全保障は不可分です。本日は地域情勢や、今後の防衛政策の在り方について議論しました。

ルールに基づく国際秩序の維持・強化に向けて、日本とスイスは連携を強化していくことで一致しました。「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けて、スイスと連携を深めてまいります。

ベトナム訪問

防衛大臣としてベトナム社会主義共和国(ハノイ)を訪問しました。グエン・フー・チョン書記長の突然のご逝去を悼み、心よりご冥福お祈り申し上げます。

まずは、ベトナム革命を指導した「建国の父」を祀ったホー・チ・ミン廟に献花しました。

次に、ファン・バン・ザン国防大臣と防衛相会談を実施。陸上自衛隊が保有する資材運搬車の譲渡を決めました。ベトナムとの「防衛装備・技術移転協定」に基づいた初めての案件となります。

最後に、ファム・ミン・チン首相を表敬。昨年末の首脳会談において「包括的戦略的パートナーシップ」に格上げされた二国間関係の下、ハイレベル交流、防衛装備・技術協力、能力構築支援や教育交流をはじめ、今後さらに両国の防衛協力・交流が幅広い分野において進展していく事で一致しました。