カンボジア訪問

防衛大臣として、カンボジア王国(プノンペン)を訪問しました。

まず、実力者であるフン・セン上院議長(元首相)を表敬。この日(8月5日)は議長の誕生日であり、特別な日に訪問が実現したことを大変喜んでおられました。

次に、ティア・セイハー国防大臣と防衛相会談を実施。これまでに多国間会議に際して防衛大臣がカンボジアを訪問したことはありましたが、二国間会談を目的とした防衛大臣の訪問は今回が初めてという事もあり、カンボジア国防省からは温かい歓迎を受けました。防衛協力・交流を更に深化させていく事で一致したところです。

最後に、フン・マネット首相を表敬。昨年、日本とカンボジアは外交関係樹立70周年を迎え、その機会に両国関係は「包括的戦略的パートナーシップ」に格上げされたことをお互いに歓迎しました。安全保障分野を含め、様々な分野での協力をさらに強化していく事を確認しました。

第2回 防衛力の抜本的強化に関する有識者会議

本日のテーマは「安全保障分野における産学官の研究開発エコシステム構築」としました。

防衛力の抜本的強化には、我が国の防衛力として、民生を含めた最先端の技術を活用していくことが欠かせません。こうして活用する技術を防衛技術として発展させ、更に民生分野と密接に連携していくことは、我が国の科学技術が将来にわたって技術的優越を確保すること、ひいては日本経済全体の発展にもつながります。

また、我が国の人口が減少していく中で、研究開発に精通した人材をいかに確保していくかは大きな課題となります。

そのような観点から、有識者の皆様からの忌憚のないご意見をいただきました。本日のご意見を踏まえて、我が国の経済成長や科学技術力の強化にも資するよう、産学官で連携した研究開発を進めて参ります。

米陸軍長官による表敬

ウォーマス米国陸軍長官による表敬を受けました。

まずは、日米同盟のために母国を遠く離れて、日々厳しい任務や訓練に従事している米軍の隊員に対する感謝の意を表しました。

そして、昨今のインド太平洋地域における厳しい安全保障環境に鑑み、陸上自衛隊と米国陸軍の協力関係が急速に進展していることを歓迎しました。

これからも、日米共同で対処する態勢を更に強化していく重要性を確認しました。