日豪防衛相会談 in ウェリビー

オーストラリアを訪問。リチャード・マールズ豪州副首相兼国防大臣と防衛相会談を行いました。マールズ大臣との会談は、東京、ハワイ、シンガポールに続き4回目となります。

まず、我が国周辺での中国の軍事活動の活発化、特に先月26日の中国軍機による領空侵犯については、強い懸念を共有し、力又は威圧による一方的な現状変更の試みに対して一層連携を強化していくことを確認。日本にとって豪州は同志国連携の中核です。同盟国である米国を含めて抑止力・対処力を強化する取組の一層の強化が何より重要との点で一致しました。

また、日本のスタンド・オフ防衛能力を活用した反撃能力と、豪州の長距離打撃力の協力の推進や運用協力・共同訓練をはじめ、自衛隊と豪軍の相互運用性を向上させる取組など各種協力についても協議しました。

加えて、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向け、インド太平洋地域の同志国との連携を一層強化することでも一致しています。明日に行われる日豪「2プラス2」も踏まえ、日豪防衛当局間ではあらゆるレベルで緊密に連携し、自衛隊と豪軍の実効的な連携の強化をはじめ日豪防衛協力の更なる進展を図ってまいります。