80年前の1945年8月9日、ソビエト連邦は「日ソ中立条約」を破棄し、日本への侵攻を開始しました。8月14日、日本はポツダム宣言を受諾し降伏。しかし、ソ連はどさくさに紛れてわが国の北方領土を不法に占拠し現在に至ります。
また、ソ連は極寒の地シベリアに日本兵を抑留し過酷な労働を強いました。多くの同胞が飢えと病気に苦しみ無念のうちに祖国の土を踏むことなく亡くなられました。
尊い命を落とされた皆様の御霊が安らかならんことをお祈り申し上げます。
私たちは、あの苦難の歴史を決して忘れてはなりません。現在、ロシアは国際法を踏みにじり、ウクライナに武力侵攻を続けています。力による国境の変更が現実に行われている今だからこそ、シベリア抑留の教訓等を単なる過去の出来事としてではなく、現在の警鐘として受け止めなければなりません。
国際社会の緊張が高まる現在、わが国の平和と独立、そして国民の生命と暮らしを戦争の惨禍をから守るため、外交と防衛の両輪で断固たる決意をもって責任を果たしていく所存です。

