陸上自衛隊横浜駐屯地に所在する中央輸送隊本部を視察しました。装備品の日本と海外との間の輸送、特にFMS調達(Foreign Military Sales:米国が同盟国に装備品を有償で提供する制度)に係る輸出入品の管理業務を行なっています。
次に、在日米陸軍が管理・使用する港湾施設「横浜ノース・ドック」を視察しました。インド太平洋地域における米軍の陸上及び海上輸送・補給の中枢として、各部隊の遠征の支援や、装備品の管理・保管などを行っています。
また、横浜ノース・ドックには陸自中央輸送隊(輸送処理隊)も配置されており、日米共同訓練では米軍が自衛隊の輸送支援を行うなど、平素より米陸軍・陸自間で緊密に連携してます。
「素人は戦略を語り、プロは兵站を語る」
歴戦を勝ち抜いた軍人や戦争を研究した戦史家たちの多くは、その勝敗を分けてきたのは戦略よりも兵站だったと言います。現代の有事には欠かせない継戦能力を高めていくためには、より綿密なロジスティック計画が求められます。



