総合的な国力から安全保障を考える有識者会議

いわゆる「戦略三文書」の改定に向け、有識者の皆様から大所高所からのご知見・ご経験を賜り、「日本の総合的な国力」を徹底的に強くするための議論を進めるための会議体です。

冷戦後の比較的安定した国際秩序はもう過去のものとなりました。地政学的な国家間競争が激化しています。インド太平洋では、中国・北朝鮮の軍事力の増強、中国・ロシア、そして、ロシア・北朝鮮の連携強化がみられます。また、ウクライナや中東での紛争は長期化し世界中に影響を与えています。AIや量子技術など、技術の革新的進歩が安全保障の決定的要因となっています。

こうした中で、我が国の平和と独立を守り抜いていくためには、防衛力の抜本的強化を主体的に進めていかなければなりません。そして、外交力と防衛力を、経済力、技術力、情報力、人材力と有機的に連携させて、日本の総合的な国力を徹底的に強くしていくことが求められます。

そして、先端技術の活用や有事にも耐え得る防衛装備品のサプライチェーンの強靱化など防衛産業基盤の刷新も課題です。さらに、海上保安能力やサイバーセキュリティ、経済安全保障など、様々な分野での取組を推進していく必要です。

このように総合的な国力を徹底的に強化するに当たっては、優先課題を特定し、効果的に効率的に資源配分を行い実行に移していく必要があります。

世界が激動の時代を迎え、日本が多くの困難な課題に直面する中でのこの度の三文書の改定は、国家の命運を左右する重要な取組と考えます。

その観点から、この度は様々な分野について高い見識をお持ちの皆様に御参集をいただきました。皆様には、専門的な見地とともに、豊かな御経験に基づく御知見を賜り、三文書の改定に資する議論を進めていただき、実効性のある取りまとめをいただくことになります。