打ち水大作戦

06:00 江津湖の清掃ボランティア活動に参加しました。湖沿いの道路の見通しを良くするために生い茂った木の枝を切断する作業は重労働でした。

     

●各種会合に出席しました。

     

●『火の国くまもと打ち水大作戦』に参加しました。「打ち水」は日本人の生活の知恵です。周辺の気温が約2℃下がりました。8,500人が同時に行うのは世界記録だそうです。

     

やり直し

09:00 衆議院 財務金融委員会

09:20 衆議院 政治倫理の確立及び公職選挙法に関する特別委員会

12:00 自民党 青年役員幹部会

12:50 自民党 代議士会

13:00 衆議院 本会議

13:30 社会保障制度調査会障害者福祉委員会

●4日間の臨時国会も終了。主役は参議院でした。参議院議長が野党出身者になり、次期国会では衆議院との『ねじれ』が起こります。過去に例がないために国会運営が予測不可能です。ニュースとしては面白い(マスコミがリードしていた通りの展開)かもしれませんが、これから選挙結果のシワ寄せがやってきます。間違いなく政治が混乱します。政治が混乱すると経済が停滞します。不良債権の処理・失業率の低下・企業の業績改善など、ようやく行財政改革の効果が表れ、景気回復の兆しが見え始めた矢先にもったいない・・・。後悔先に立たず。既に株価が下がってきています。各国首脳も海外の投資家も冷ややかに見ています。政局が不安定な国が経済成長していく例は過去にありません。日本の景気回復が遅れることは間違いないでしょう。お灸では済まなかったのです。また初めからやり直しなのです。『失われた10年』を繰り返さないことを願うしかありません。こうなる状況をどれくらいの人が理解していたのでしょうか。本当に残念でなりません。

18:50 羽田空港 → 20:30 熊本空港

賛否両論

08:30 国防部会・安全保障調査会・基地対策特別委員会合同会議(予算概算要求基準について)

10:00 議員連盟「真の地方財政の確立と地方の活性化をはかる会」 総会

12:00 平成研究会 総会 

●参議院選挙の総括にあたり、安倍総裁の続投について平成研究会からは賛否両論の意見がでています。もともと、昨年の総裁選挙の際もグループとしては『自主投票』だったので当然かもしれません。一番痛手を被った平成研ですから大きな反対意見が出てくるのもやむを得ません。

逆風の正体

自民党の歴史的大敗となった参議院選挙でした。「年金の記録漏れ問題」や「政治とカネの問題」、「閣僚の失言」など様々な問題が重なり、自民党に激しい逆風が吹いた結果だと総括されていますが、その見方は表面的です。自民党が今回の参院選で負けた本質は、もっと深いところにあると思います。端的にいえば、安倍政権と自民党は小泉改革の流れに逆行している印象を持たれたということです。安倍政権は小泉政権の継承者で改革を断行した上で、さらに戦後体制からの脱却を実現した「美しい国、日本。」を創っていくはずだと国民は期待していました。「教育基本法の改正」「国民投票法案」など基本的な政策は高い評価を得ていたことは世論調査から明らかです。しかし、政治手法が昔の自民党に戻ってしまったと思われた。そこに気づいた有権者がお灸を据えたのです。発端は「論功行賞による閣僚人事」だったと思います。完全に潮目が変わったのは「復党問題」でした。

私が当選した「郵政選挙」と呼ばれる2年前の衆議院総選挙で、自民党は歴史的大勝を収めました。勝因は、郵政民営化に象徴されるように既得権益に鋭く切り込んだ小泉改革を国民が圧倒的に支持したことでした。官民を問わず、既得権益を押さえている組織や団体がそこに安住しつづける社会構造は変えていかなければいけない。さらに、そこに乗っかる旧態依然の政治家や団体が支配する構造も打開していかねばならない。国民もマスメディアも、そうした小泉改革を圧倒的に支持したのです。今でも国民の多くはその方向性を支持しているはずです。自民党は「生まれ変わった新しい自民党」で在り続けなければならなかったのです。

ところが、今回の参院選までに、私も含めて自民党は何をやったのでしょうか。例えば、参議院幹事長は「組織を引き締めて」とおっしゃっていました。私が選挙対策本部長を務めた熊本市も、組織を引き締めれば最低限の勝負になると思い組織と既存の支持者を固める戦略を中心に戦いました。その結果、前回(3年前)を上回る得票でしたが、投票率が上がった分の無党派層が自民党を支持してもらえず敗北を喫しました。既に組織や団体に依存した選挙だけでは勝つことは出来なかったのです。もうそんな時代ではなくなったのです。既得権を持っていた組織や団体に対して、小泉改革は「既得権は認めない」と言ってぶっ壊してきたわけですから当たり前のことです。職域団体の比例代表候補の得票数を見れば一目瞭然です。例えば、無駄な公共事業を減らしてきたことで建設業界は昔のように動けません、というより業界再編の中でそれどころではありませんでした。

2年前の郵政選挙で自民党を大勝に導いたのは、既得権を持つ組織や団体ではありませんでした。まさに無党派層を含む一般有権者でした。今回の選挙では、多くの良識ある有権者の声を聞く限り、安倍内閣の政策の評価に対して批判を受けたとはいえません。むしろ責任政党・政権与党として多くの国民の皆さんが納得できるような政策を堂々と訴えていたと思います。ところが、「論功行賞による閣僚人事」からはじまり「復党問題」や「事務所費問題への説明不足」や「失言した閣僚への対応」など、一般有権者の方を向いていない総理の判断に、政策論争以前の部分で不信感を持たれてしまいました。既得権を持つ組織や団体、それに官僚(政府)の方ばかり向いている。いずれも小泉改革が壊そうとしてきた相手ではないでしょうか。マスメディアもが加担し「一般有権者の声に耳を貸さない自民党に勝たせてはならない」という雰囲気が「逆風」の正体です。

安倍総理の続投については賛成の立場から、どうしたら安倍政権と自民党を立て直すかを考えなければいけません。まず、安倍総理はこれまでの政権運営で何が間違っていたのかをきちんと総括したうえで、改めて国民に政策の内容と優先順位を明示する必要があります。その際に総理の持論である「憲法改正」は極めて重要な課題であることに変わりありません。しかし、先の通常国会で国民投票法を成立させて一段落し、今後3年間は発議ができないわけですから、当面は憲法改正の中身の議論は置いておきます。その代わり、地方経済活性化や年金・教育・雇用など地方にとって切実な問題や国民生活に身近な政策に優先的に取り組むべきです。決してやってはいけないのは、地方(特に農村部)での支持が選挙で後退したからといって、民主党マニフェストのような財政改革とは乖離した利益誘導のバラマキ予算を復活させてはならないことです。

また、有権者の間では「閣僚の資質」が問題視され、任命責任を問われているわけですから、人事には早急に手をつけなければいけません。ただしその際に、「挙党一致」と称して、派閥が前面に出てくるような「重厚な人事」だけは絶対に避けなければなりません。もし仮にそんなことになれば、「昔の自民党」へ逆戻りしたイメージが定着しています。加えて、論功行賞人事をしたり「政治とカネ」に問題のある閣僚を再度選任してしまえば国民の支持を完全に失ってしまうことになるでしょう。

「美しい国、日本。」創りの基本姿勢を忘れずに、決して大衆迎合にならずに良識ある一般有権者に向き合った政治に戻すこと。安倍政権と自民党を立て直すためには、これしかないと思います。

臨時国会開会

08:00 自民党 政務調査会 全体会議 平成20年度予算・概算要求基準について。

09:40 自民党 国会対策委員会

12:30 自民党 両院議員総会

12:45 自民党 代議士会 安倍総理に対する退陣要求で紛糾しました。

13:00 衆議院 本会議

13:30 自民党 党改革実行本部 総会 政治団体に関する党規約・政治資金規正法の改正について。

14:45 天皇陛下お出迎え

15:00 第167回 臨時国会 開会式

16:00 自民党 九州ブロック懇談会 ここでも安倍内閣・執行部へ批判が相次ぎました。

18:30〜今夜も複数議員と意見交換・・・参議院選挙敗戦の本当の理由は何か、今後の政局を検証。このままでは野党の思うつぼで次期総選挙も厳しいと感じます。