●「北朝鮮外交を慎重に進める会」を設立しました。この会は、「性急な日朝国交正常化」に警鐘を鳴らし、「対話と圧力」という対北朝鮮外交戦略の維持を訴える議員の会です。日朝協議の再開と米国のテロ支援国家解除の可能性という事態を受けて、与党内には日本政府の「北朝鮮経済制裁」を緩和または解除し、「日朝国交正常化」に踏み込むべきだという意見が広がりつつあります。この流れで議員外交によって事態を打開しようとする超党派の議員連盟も立ち上がっています。私は、北朝鮮政策において外交の二元化につながる議員外交には反対です。政府間の激しい駆け引きが行われている最中に、議員が北朝鮮に対して政府より融和的な姿勢をとることは厳に慎むべきだと思います。結果として政府交渉の足を引っ張ることになりかねないからです。また、過去の日本の北朝鮮外交の経験からも「圧力がなければ「対話」(成果)は引き出せないことは明白です。今の局面では、議会は毅然とした態度を示し、かつ、交渉は政府に任せるという姿勢が重要でしょう。
内閣信任
●自民党所属議員で「米粉加工食品を普及推進する議員連盟」を設立しました。米粉でできたパンや麺などの普及を促し食料自給率の向上を図ることや、学校給食での米食の回数を現在の週2.9日から5日に増やすこと、米粉製品の輸出などに取り組むこと等が目的です。先日紹介した鹿本町「かんぱーにゅ(八十八パン)」の米粉パンを福田康夫総理に食べていただきました。「とても美味しい。自給率を上げることが国家戦略上の課題になった。国民運動と心得てやってほしい。」との感想でした。
●参議院での福田総理に対する「問責決議」を受けた形で、衆議院で「内閣信任決議」を可決しました。「新テロ特措法」「薬害肝炎の解決」「一般財源化閣議決定」「消費者行政一元化への取り組み」「公務員制度改革」等の顕著な実績がありました。「年金問題」「医療制度」に対する国民不安や、基本的政治スタンスへの賛否はありますが、就任一年経たない現時点では『信任』するのが妥当です。民主党は解散総選挙を迫るのであれば、本会議を欠席しないで衆議院で堂々と「内閣不信任決議案」を提出すべきでした。本日の国会見学者は貴重な本会議傍聴が出来ました。
党改革
九州はひとつ
●自民党環境部会水俣問題小委員会が再開されました。チッソの分社化問題が大きな論点になります。チッソ側と行政は「WIN-WIN」の関係になるということですが、大事なことは被害者や株主の立場。これからじっくり検討していくことになります。国会対策委員会、各種議員連盟総会、衆議院本会議。午後の党道州制に関する意見交換会では、九州の各知事と議長から多様な意見を伺いました。他ブロックに比べて九州各県は道州制に向けて、「九州はひとつ」という意識が高く感じられます。蒲島郁夫知事(熊本県)、東国原英夫知事(宮崎県)も参加。夜は、「プロジェクト日本復活」勉強会。中川秀直先生を招き、これからの政策について深夜まで議論。