対話と圧力

 平成18年7月5日、北朝鮮が弾道ミサイルを発射したことを受けて、また、同年10月9日、北朝鮮が核実験実施を発表したことを受けて、現在、政府は以下の措置を講じています。

  1. すべての北朝鮮籍船舶の入港禁止
  2. 北朝鮮からのすべての品目の輸入禁止
  3. 北朝鮮からの入国の原則禁止
  4. 航空チャーター便の日本乗り入れを認めない

 これまで4度に渡り半年毎の期限延長を行ってきました。今年4月13日以降、再度期限が到来します。その間、6ヵ国協議を何度も働きかけ、幾度となく話し合いの場を設けましたが、拉致・核・ミサイルといった諸懸案の解決に向けた北朝鮮側の姿勢に大きな変化がありません。「対話と圧力」の基本方針にのっとり、今回は延長期間を1年とするように政府に求めています。拉致被害者家族にも事前に説明し同意をいただいています。

熱弁

 早朝6時、熊本市中央倫理法人会のモーニングセミナーで講師。「日本の安全保障」と題して、極東アジアの軍事バランスと北朝鮮のミサイル問題等について話をさせていただきました。9時の便で上京。13時から衆議院本会議。複数の法案を可決。中でも、「あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師等に関する法律等の一部を改正する法律案」は、「あん摩マッサージ指圧師」、「はり師」、「きゅう師」、「歯科衛生士」、「診療放射線技師」、「歯科技工士」、「柔道整復師」の各資格に係る試験が国家試験であることを明確にすることを目的とした、私も提出者のひとりである議員立法です。14時から衆議院外務委員会。「在沖縄海兵隊グアム移転法案」の質疑が本格化しました。現時点では不明な点も多く、前向きに煮詰めていく必要があります。自民党の代表質問に立った安次富修(あしとみおさむ)代議士は、普天間幼稚園・普天間小学校・普天間中学校・普天間高校を卒業。米軍普天間基地の周辺で生まれ育った市民の代弁者として、熱の入った質問を繰り広げました。

宇宙開発

 自民党国防部会防衛政策検討小委員会。軍事目的の宇宙開発・利用についての議論。話題になっている「北朝鮮のロケット写真」はすべて米国所有の偵察衛星から配信されたもの。この分野で日本は後進国です。一昨年、議員立法によって「宇宙基本法」を成立させて、防衛目的であって侵略目的でなければ、日本でも宇宙開発・利用ができるようになりましたが、とにかく膨大な予算が必要。限られた防衛予算(4.7兆円)では、そのゆとりは全くありません。今後の大きな課題のひとつです。衆議院農林水産委員会。漁業災害補償法の一部を改正する法律案を可決。帰熊

高い志をもって

 今回は、木原稔国会事務所でインターン生として活動(平成21年2月〜3月)した大学生を紹介します。酒匂守夫くん(左:早稲田大学教育学部4年)と清瀬大貴くん(右:早稲田大学教育学部3年)です。2名とも政治への関心が高く、積極的に研修をしていました。議員になって4年目。これまで熊本事務所と国会事務所で合計20名のインターン生を受け入れました。近い将来、この中から各種議員や首長を目指す政治家が誕生するかもしれません。