「自民党が協力しない」
「自民党が足を引っ張っている」
震災復興が遅れている理由として、そのような声をコメンテーターから聞きますので、実際にはどうなのか調べてみました。
●国税関係法律の臨時特例法
- 国会提出 4月19日(震災後40日目)
- 法案成立 4月27日(審議日数9日間)
●地方税法の一部改正
- 国会提出 4月19日(震災後40日目)
- 法案成立 4月27日(審議日数9日間)
●地方への特別財政援助及び助成法
- 国会提出 4月26日(震災後47日目)
- 法案成立 5月2日(審議日数7日間)
●第一次補正予算
- 国会提出 4月28日(震災後53日目)
- 法案成立 5月2日(審議日数5日間)
●東日本大地震復興基本法
- 国会提出 6月9日(震災後102日目)
- 法案成立 6月20日(審議日数12日間)
どうですか?
政府案として国会に提出されたのが、すべて40日目以降ですね。
提出後は、すべて短期間(5日間〜12日間)で成立していますね。
自民党は野党なので、政府案として提出することは出来ません。提出された法案について、土日を含めて極めて短い審議で、全面的に成立に協力しています。
遅いのは政府の対応と法案提出であって、自民党が邪魔をしているという批判には全く当たらないことが分かります。
7月1日に「がれき処理法案」を自民党などの野党による議員立法で国会に提出しました。がれき処理の費用弁済が行われていない自治体があり、がれきの仮置き場への処理率はわずか27.6%(6月21日現在)にとどまっているからです。
政府が法案を出さないから野党が議員立法をするのです。おそらく、政府は慌てて「政府案」として、「似たような法案」を提出するでしょう。
これまでと同様、それが狙いです。政府の尻をひっぱたいているのです。
もう一度申し上げます。
自民党は震災復興支援について、爪の先ほども邪魔をしていません!
がんばれ日本! ←クリックをお願いします!
【写真】神社参道の清掃奉仕活動に参加しました。