正義仁愛

かつて、大久保武雄(おおくぼ・たけお)初代海上保安庁長官は「海上保安庁の精神は“正義と仁愛”である」と訓示しました。以来「正義仁愛」は、海上保安庁の伝統として、海上保安官に脈々と受け継がれています。

海上保安庁の業務には、正義の信念と厳しい行動が要請され、また、仁愛の情と献身の勇気が必要とされるとの事です。

海上保安庁第3管区海上保安本部の遠山純司(とおやま・あつし)本部長が補佐官室を表敬訪問。第3管区は世界有数の混雑海域である東京湾の他、沖ノ鳥島(日本最南端)や南鳥島(日本最東端)までの広大な海域を所管しています。

済々黌卒の先輩である遠山本部長。故・大久保初代長官も熊本市出身であり、深いご縁を感じました。

厳しい環境の下、海上の安全と治安の確保を図るため「正義仁愛」の精神を持って様々な海上保安業務に適切に対応していく海上保安庁を応援しています。

バーガー米軍海兵隊総司令官

米海兵隊総司令官デビッド・バーガー海兵隊大将(General David H. Berger, Commandant of the U.S. Marine Corps)が菅義偉総理を表敬訪問。

会談では、東シナ海及び南シナ海における一方的な現状変更の試みに関し、双方は深刻な懸念及び強い反対の意を表明しました。

強固な日米同盟の抑止力や対処力を更に強化し、『自由で開かれたインド太平洋』の実現に向け、日米で引き続き連携と協力を深めていく事を確認しました。

また、在日米軍再編等に関しては、在日米軍の安定的駐留を確保するためには、地元の理解と協力が不可欠であり、そのためにも、日米間の緊密な情報共有及び連携が重要である旨を共有しました。

ヨシとスコモ

オーストラリア連邦のスコット・モリソン首相が訪日。菅義偉首相への表敬訪問です。コロナ禍での海外首脳による初来日であり、菅首相が9月の就任後に外国首脳と対面会談するのは初めてです。

《儀仗》《会談》《記者会見》《夕食会》に陪席しました。

最大の成果は、首相同士が打ち解けてお互いに【ヨシ】・【スコモ】とニックネームで呼び合うようになれたこと。そして、「自由で開かれたインド太平洋」実現のため、自衛隊とオーストラリア軍との共同訓練などに関する「円滑化協定」が締結に向けて大枠合意に達したことです。

更に、来年の早い時期に2+2(外務・防衛担当閣僚協議)を開くことを確認しました。

今後、日豪の安全保障分野の連携がより強化されます。本日は素晴らしい成果をあげることができました。

マイ・タイムライン訓練

どのタイミングで、どこに避難するか。

本荘校区のマイ・タイムライン訓練を視察しました。マイ・タイムラインとは個々人の「防災行動計画」のことです。

住民一人ひとりが防災行動を時系列的に整理しておくことによって、例えば大雨で河川の水位が上昇している時に、自分や家族の命を守る一助となります。

市区町村が作成した洪水ハザードマップを用いて自らの様々な洪水リスクを知り、どういうタイミングで、どこに避難するか等、最善の避難行動を自ら考え、さらに、家族で共有してはみてはいかがでしょうか。

自分の命はまず自分自身で守る、まさに自助の取り組みです。河川沿岸の住民は必ずマイ・タイムラインを作成しておくよう呼びかけて参ります。

新しい駐日オーストラリア大使が着任

駐日オーストラリア大使としてジャン・アダムズ氏が着任。活動初日に総理補佐官室を訪問していただきました。

アダムズ大使はOECD(経済協力開発機構)での勤務経験もある経済通。昨年まで駐中国の大使だったこともあり東アジア情勢にも詳しいベテラン外交官です。

「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けて連携していく事を確認しました。