北朝鮮への制裁強化ならず

北朝鮮は、今年に入り既に16回に及ぶ弾道ミサイル等の発射を行なっている。極めて高い頻度で、かつ新たな態様で発射を繰り返す北朝鮮の行動は、わが国及び地域の安全保障にとって看過できない。また、日米首脳会談やQUADが開催された直後のミサイル発射は、明らかな挑発行動である。

国際社会の平和と安全を脅かすものであるとして、国連「安全保障理事会(安保理)」は北朝鮮への制裁を強化する決議案の採決を試みたが、中国とロシアが常任理事国として持つ拒否権を行使し否決してしまった。

自民党は、既に国連改革に関する「第一次提言」を発出し、安保理が世界の平和と安全の主要な責任を果たせるよう、常任・非常任理事国の拡大を含む安保理改革を求めている。

今回、北朝鮮の明らかな暴挙に対して国際社会が強い懸念を示していたにもかかわらず、拒否権が行使されたことは、世界平和を希求する国連の根本的な矛盾であり、安保理が機能不全に陥っていることの証左である。

国連は安保理常任理事国の選任や決議の在り方などを抜本的に見直し、喫緊の課題に対して的確に対処できる体制を整える必要がある。また、すでに死文化している日本の「旧敵国条項」は国連憲章から速やかに削除すべきであろう。

宇都隆史(ウトタカシ)参議院議員の国政報告会にて

補欠選挙

熊本県議会の熊本市第一選挙区(熊本市中央区・東区・北区)は、自動失職者1名と辞職者1名により欠員2名となり、補欠選挙が行われます。

投開票日は令和4年5月29日(日曜日)です。

2名補充に対して5名が立候補。自民党公認候補はいませんが、自民党員が2名いますので紹介しておきます!

投票の参考にしてください。

◎すぎしまみか(39 無所属・自民党員)
●西川悦子(68 共産党・政党役員)
●濱田大造(51 無所属・失職した立民県議)
◎つつみ泰之(47 無所属・自民党員)
●園田和雄(75 無所属・無職)

済々黌英霊追悼式

「英霊顕彰済々黌有志の会」による春季慰霊祭が多士会館で行われました。日露戦争や大東亜戦争では数多くの卒業生が出征し、戦死しています。

国や郷土を守るために戦い、尊い命を犠牲にされた英霊に対して哀悼の誠を捧げるとともに、ご冥福をお祈りしました。

今年、済々黌高等学校は創立140周年の節目を迎えます。このような事業を通じて、正しい歴史認識を世代を超えて後輩に継承していかねばなりません。

第31代駐日アメリカ合衆国特命全権大使

今年2月に正式着任したラーム・エマニュエル大使から公邸に招かれました。

先日取りまとめた安全保障3文書改定に向けた「党提言」や、今後の日米関係などについて意見交換しました。

エマニュエル大使はこれまでにシカゴ市長やオバマ大統領の首席補佐官を歴任。以前は連邦議会下院議員を務めるなど、政治家として経験豊富な大使です。

真の主権回復

いわゆる「終戦の日」は、玉音放送により日本の降伏が国民に公表された日、すなわち1945年(昭和20年)8月15日です。

一方で、「主権回復の日」はサンフランシスコ平和条約が発効した1952年(昭和27年)4月28日で、私は毎年この日に靖國神社を参拝することにしています。

しかし、我が国にとって最も重要な日は、琉球諸島及び大東諸島の施政権が米国から日本国に返還された 1972年(昭和47年)5月15日ではないでしょうか。いわゆる「沖縄の復帰(reversion)」です。

本日は、沖縄の復帰により真に主権回復を果たした日から50周年を記念して、政府・沖縄県主催の式典が開催されました。式典は東京会場と沖縄会場で同時に行われ、天皇皇后両陛下もオンラインでご参加になられました。