シベリア抑留関係者慰霊祭

 80年前の1945年8月9日、ソビエト連邦は「日ソ中立条約」を破棄し、日本への侵攻を開始しました。8月14日、日本はポツダム宣言を受諾し降伏。しかし、ソ連はどさくさに紛れてわが国の北方領土を不法に占拠し現在に至ります。

また、ソ連は極寒の地シベリアに日本兵を抑留し過酷な労働を強いました。多くの同胞が飢えと病気に苦しみ無念のうちに祖国の土を踏むことなく亡くなられました。

尊い命を落とされた皆様の御霊が安らかならんことをお祈り申し上げます。

私たちは、あの苦難の歴史を決して忘れてはなりません。現在、ロシアは国際法を踏みにじり、ウクライナに武力侵攻を続けています。力による国境の変更が現実に行われている今だからこそ、シベリア抑留の教訓等を単なる過去の出来事としてではなく、現在の警鐘として受け止めなければなりません。

国際社会の緊張が高まる現在、わが国の平和と独立、そして国民の生命と暮らしを戦争の惨禍をから守るため、外交と防衛の両輪で断固たる決意をもって責任を果たしていく所存です。

豪州へ日本護衛艦を移転

オーストラリア政府は次期汎用フリゲート11隻の調達を計画していましたが、この度、わが国の「もがみ」型護衛艦(能力向上型)が選定されました!

具体的には、11隻のうち最初の3隻は日本国内で建造、残りの8隻はオーストラリア国内で建造する予定です。

この決定は、わが国の安全保障の観点から積極的な意義があります。同志国であるオーストラリアとの共同開発・生産は、相互運用性や互換性の大幅な向上に資するとともに、インド太平洋地域の艦艇建造・維持整備基盤の強化に資するものです。

さらに、厳しい造船業界にとって経済的波及効果が大きく、わが国艦艇の能力向上にも資するものと考えます。

スペイン、ドイツ、韓国と競合国がある中で、わが国の選定に向けて、本プログラムに関わってきた関係者に心から慰労と感謝を申し上げます。正式契約に向けて、引き続き官民一体で取り組んで参ります。

第22回しらかわの日

熊本県民が愛する一級河川「白川」の流域11会場で行われた一斉清掃に参加しました。

このイベントは美化活動や愛護活動を通じて、白川流域全体の共助力向上や清流白川の再生につながることを目指しています。例えば、本部会場である大甲橋付近の流域では、毎月第4土曜日に年間を通じて「白川夜市」の開催が定着したことは好事例と言えます。

朝8時の開始でしたが、強い日差しの中でご参加いただいた皆さん、大変お疲れさまでした。

退官

人事異動の季節です。今月で退官を迎える皆さんがご挨拶に来られました。特に防衛大臣当時に苦労を共にした隊員(自衛官・事務官)の卒業報告には一抹の寂しさを覚えます。

長年に渡り、「服務の宣誓」を胸に滅私奉公に務めてきた全ての自衛隊員に衷心より敬意を払い、感謝の意を表します。第二の人生が有意義なものであることを祈ります。

ありがとうございました。

【自衛隊法施行規則 第39条】服務の宣誓

「私は、我が国の平和と独立を守る自衛隊の使命を自覚し、日本国憲法および法令を遵守し、一致団結、厳正な規律を保持し、常に徳操を養い、人格を尊重し、心身を鍛え、技能を磨き、政治的活動に関与せず、強い責任感をもって専心職務の遂行に当たり、事に臨んでは危険を顧みず、身をもって責務の完遂に努め、もって国民の負託にこたえることを誓います。」

就任祝賀会(大石浩文議長)

第62代熊本市議会議長に就任した大石浩文(おおいし・ひろふみ)熊本市議会議員の就任祝賀会を開催しました。発起人代表を務めました。

熊本市は全国に20市ある政令指定都市の中のひとつですが、今回、大石議長は熊本市議会議長としては初めて全国市議会議長会「指定都市協議会」会長もお務めになります。

これまで、市議として市民のために尽くしてこられた実績が多くの議員からの信頼となり、今回の就任へと繋がったのでしょう。

これからも、議会の円滑な運営はもとより、地域の諸課題の解決や未来を見据えた市政の更なる発展に力強く取り組んでくださるものと確信しています。