臓器移植を考える

 日本移植学会によるシンポジウム「日本の臓器移植を考えよう 〜日本人が日本人を救える国に〜」が熊本テルサで行われ、パネリストととして参加しました。12年前に「臓器移植法」が制定されましたが、これが妥協の産物で、患者が日本国内でドナーを確保するには難しい状態が続いています。熊本市の宮原敬助君は3月15日に心臓移植の為にドイツに出発しましたが、8,600万円の費用がかかります(なんとか募金で1億円集まりました)。12年間で脳死での臓器提供は僅か81例にとどまります。また、15歳未満は臓器を提供できないルールは小児患者にとっては死活問題です。野党議員も参加していたので、たなざらしにされている「臓器移植法改正法案」の迅速な審議入りや採決についてお願いをしました。