衆議院・海賊行為への対処並びに国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する特別委員会で、海賊対処法案についての審議が終日行われました。今回の法案は特別法ではなく一般法(恒久法)なので、ソマリアでの海賊行為だけが対象ではありません。第一義的には、海上保安庁(国土交通省所管)が対処することになります。しかし、「特別な必要」がある場合は、内閣総理大臣の承認を得て、自衛隊が海賊行為に対処するとなっています。今回は、最初の発動でいきなり「特別な必要」が生じていますので、野党委員の皆さんには理解が伴わない方がいらっしゃるようですが、昨日の日記で書いたように、海上保安庁の能力を超えるソマリア海賊対処については、明らかに自衛隊を派遣せざるを得ない「特別な理由」が存在しています。それでも「今回は海上保安庁を派遣するべきだ」と主張する委員の方は現場を知らない無責任だ、と思うのは私だけでしょうか?いまだに自衛隊へのアレルギーを表明される民主党委員もいました。皆さんも「衆議院テレビ」で確認してみてください。