以前、安倍元総理から総理大臣の任命書を見せてもらったことがあります。「内閣総理大臣に任命する」の横に「明仁」の署名(御名)と天皇印(御璽)。「明仁」は今上天皇の本名です。総理大臣を任命しているのは天皇陛下です。法律の公布、条約などの外交文書、国会の解散などもそうです。「御名御璽」がなければ国家は動きません。
当たり前ですが、日本は立憲君主国であり、国家元首は天皇陛下です。現在、その当たり前のことが教育されていません。どれだけの人が理解しているでしょうか。私も学校では教えてもらえませんでした。偶然教えてくれる人に出会うか、また自分で学ばない限り、ほとんどの人は大事なことを知らずに大人になってしまう。天皇・皇室に対する正しい理解を義務教育の中に加えるべきだと考えます。
※小林よしのり著「天皇論」(小学館)は分かりやすいとの評判です。
【写真】天皇陛下ご即位20年奉祝式典に参加。