4月6日に中国大連市で一人の日本人が死刑執行されました。
日本人の名前は赤野光信。大阪府出身。
彼が薬物犯罪に関わっていたことは許しがたいことです。
すべて事実だとすれば擁護するつもりはありません。
しかし、中国の司法がまともに機能しているかどうかは大きな疑問があります。
国際社会の常識では中国に正常な司法は存在しません。
中国共産党によってチベット人やウイグル人が殺戮され、言論や情報が封殺されていることについて、中国の司法は沈黙したままであることからも明らかです。
少なくとも赤野死刑囚は人命を奪ってはいない。
汚職や国家転覆など重大犯罪でもない。中国の法律は尊重するが、取調べでは通訳がつかぬまま、弁護士(中国人)との接見は一度しか許されず、裁判で死刑判決が言い渡され、そのまま執行されています。
「いのちを守りたい」
国会の演説で何度も何度も繰り返した鳩山総理はどう思っているのでしょうか。
コメントを見ましたが、あまりのそっけなさはどういうことだろう。
「日中関係に亀裂を生じさせないよう、政府として努力していく」
中国政府に抗議しろとは言いませんが、日本人の命が失われたことに全く関心がなく、日中の友好関係が最優先であることがにじみ出ています。
胸がスッキリしない一連の事件でした。
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