本日、午後4時の「緊急アピール」の内容です。
宮崎県での口蹄疫発生・拡大に伴う緊急アピール
宮崎県での口蹄疫発生から1ヶ月を経過し、宮崎県をはじめ関係者が懸命に防疫措置を講じてきたにもかかわらず、収束するどころか拡大を続け、5月18日は宮崎県口蹄疫防疫対策本部が「口蹄疫」非常事態宣言を行ったところである。
このようななか、九州の畜産業は全国の約3割を占めるなど、日本の食料基地として重要な役割を担っているが、これ以上拡大が進めば、九州の畜産業の根幹を揺るがしかねない危機的状況にある。現在、159例、約13万頭が殺処分対象となっている。
拡大防止を図るため、国においてワクチン接種の方針を固めたが、地元生産者から同意が得られておらず、実施が遅れている状況にある。
これ以上の遅れは、さらなる口蹄疫のまん延を招くおそれがあるため、農家の現状を踏まえ、国の責任において、早期かつ完全に経営再建できるよう万全の支援策を講じるとともに、直ちに半径10キロ以内のワクチン接種(全頭殺処分)、10キロから20キロ以内の早期出荷を行うことを強く要望する。
平成22年5月21日
自民党熊本県支部連合会
口蹄疫等対策本部