目先の利益

昨日、衆議院で菅総理の所信表明演説に対する各党代表質問が行われました。

菅総理と谷垣総裁の質疑では、具体的な財政再建のあり方で共通する部分があり、超党派会議の創設を呼び掛けていました。

つまり、新政権は従来の民主党公約(マニフェスト)を修正しつつあるということです。「悪法案」が多い中、これ自体は評価すべきことでしょう。

そして、民主党は予算委員会を開催することを自ら提案しました。

当然、会期を多少延長して予算委員会の場で公約修正部分の説明をする必要があるからです。

また、「国家公務員法改正案」、「地球温暖化対策基本法案」、「ネット選挙解禁法案」など民主党提案で審議途中の法案がたくさんあります。

さらに、別の観点ですが口蹄疫問題もあります。宮崎では大小にかかわらず集会を自粛しています。人が媒体となって感染が広がる可能性があるからです。当分の間は選挙どころではありません。現場を見ればわかるはずです。

ところが、これをすべて無視して予定通りの会期(16日)で国会を閉じる様子。

どうして自ら提出した法案を廃案にするのだろう?

宮崎の口蹄疫問題を配慮したことはあるのだろうか?

閣僚の不祥事など予算委員会で追及されたくない事実があるのだろうか?

支持率が高いうちに参議院選挙をしたい、それだけか?

政策よりも選挙が大事」・・・残念ながらそんな言葉しか思いつきません。

『目先の利益にとらわれない政治』をやらねば日本丸は沈没します。


【写真】夏祭りに向けて健軍神社の参道を剪定作業。地域の皆さんとの恒例行事です。

 

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