(つづき)
次に、竹島問題。
竹島が日本の固有の領土であることは歴史的、国際法的に明らかなので、政府としてはその立場を貫いていく以外の選択肢はありません。
しかし、領土の一部を占拠されてしまうと、外交的にこれを取り戻すのは極めて難しい。占拠される前に物理的に阻止することは、明確な意図さえあれば可能だったのではないでしょうか。
本件は国際司法裁判所に持ち込めば八割以上の確率で勝てると思いますが、裁判には日韓両国の付託が必要です。
武力行使による奪還を構えて、裁判に持ち込むための国際世論を形成していくことが残された解決方法でしょう。
最後に、北方領土問題。
旧ソ連でクーデターが起きた平成3年8月からの一年間が、日本にとって北方領土解決の戦後最大のチャンスでした。当時は自民党も外務省も、ソ連崩壊という歴史的な局面の重大さを理解してなかったように思います。
昭和20年8月15日の戦争終結宣言以降に、ソ連はどさくさに紛れて我が国に侵攻して北方領土を奪いました。誤解を恐れずに言えば、平成3年8月に同じ事をすればよかったのです。日本固有の領土なのですから、誰にも文句は言わせません。
しかし、今日までくれば状況は極めて困難になりました。
もう無駄な交渉は止めにします。徹底して国際社会に侵略行為を訴え続けることです。決して金銭で解決するなど条件交渉の素振りを見せない。北朝鮮問題と同様に『対話』だけでなく『圧力』が必要です。完全にロシア側に負い目があるのですから。
気長にロシア側からの平和条約交渉提案を待ちましょう。
その代わり、日本は国際貢献などの努力を重ねて経済力以上の道徳的権威を高め、世界から尊敬される国になる必要があります。
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