本日、自民党石破茂政調会長にプレゼンをしました。「離島セキュリティーシステム」構築に向けた提案です。
国土には領土・領空・領海があります。
領土については、実際に不法占拠されている北方領土や竹島があるものの境界線は明らかです。これは既に政治的・外交的な課題に移っています。
領空については、航空自衛隊が全国各地にレーダーサイトを配置し24時間体制で領空侵犯を防止しています。防空識別圏(ADIZ)も完成されています。
ところが領海については、領海侵犯に対する警戒監視体制は、限られた航空機や艦船等で監視し対処しているのみです。不審船あるいはテロに対する警戒監視は不十分な状況が続いています。先般の尖閣諸島沖中国船衝突事件にあったように、その体制の整備は喫緊の課題と言えます。
現有開発済みの装備を組み合わせることにより、低廉かつ即応力のある先進警備システムを整備することが可能となります。
概要は、離島に設置した無人レーダーと無人偵察飛行機・無人偵察船による警備システムです。200海里内はHF帯レーダーによる捜索、50海里以内はUAVによる監視、10海里以内はX帯レーダーによる捜索およびUSVによる監視を行います。装備予算は約300億円です。
「現政権は自民党提案は受け付けない。国防への意識が薄い菅内閣を倒し、補正予算を組み直した際に取り入れる」との回答をいただきました。