陸上自衛隊の増員を求める

今回の災害現場において、陸・海・空自衛隊が国民の負託に応え、日頃鍛えた実力を十分に発揮していることは皆さんのご承知の通りです。

ツイッターには陸上自衛隊の公式アカウントがありますので、フォローされることをお勧めします。写真つきで現場の状況を知らせてくれています。

@JGSDF_pr

当初、菅首相は自衛隊の出動人員をたった2日間のうちに2万人⇒5万人⇒10万人と大幅に増員しました。通常任務でさえ激務である部隊は大混乱だったと聞きました。もちろん有事の際には多少の混乱は想定されていますが、今回は完全に指揮官のミスジャッジです。部隊運用を把握できていなかった事が推測されます。

今回の災害派遣は、誰が考えても長期化が予想できました。

屈強な隊員でも連続勤務は2週間が限度です。出動した部隊要員は交代しなければなりません。10万人を出動させるということは倍の20万人の勢力所要が必要であることは国際基準です。

陸上自衛隊 約15万人

海上自衛隊 約4万数千人

航空自衛隊 約4万数千人

周辺諸国の軍事環境を考えれば、海上自衛隊や航空自衛隊に災害派遣を依存出来ません。従って、これからも主力は陸上自衛隊になります。

その陸上自衛隊員の現員は15万人をくだります。幹部を含む5万人は本来任務に手が離せません。現在は残り10万人が、交代要員もなく、連日全力で作業していることになるのです。

首相が示した「10万人出動」に「命令違反しない」ためには、陸上自衛隊をあと10万人増員する必要があります。

専門家によれば、近い将来に「東海・東南海大地震」の発生を否定できません。速やかに陸上自衛隊の増員を求めて参ります。

また被災した若者や不景気で就職のない学生にとって、自衛隊の新規採用は生きる希望になるかもしれません。雇用対策のみならず国民への安心感につながると確信します。

【写真】震災当日は候補予定者支援のために天草市牛深にいました。港は「津波警報」で騒然としていました。

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