高濃度の放射性物質に包まれていた福島第一原発。
そこで過熱している使用済み核燃料棒を冷却するなど20キロ圏内で被曝しながら作業を継続していた陸上自衛隊中央即応集団。
その現場責任者であった今浦勇紀副司令官(当時。現在は第八師団副師団長兼北熊本駐屯地司令)から真実の話を伺いました。
- 注水を中断しなかった事で処分が検討されている吉田所長は「俺達がやらないと誰がやる」といった信頼できる人物
- 政府が設置したオフサイトセンター(緊急事態応急対策拠点施設)は指揮系統がバラバラで機能不全
- 「最悪の事態が起きたときは覚悟をしてくれ」と、部下に一夜だけ帰宅させて家族との時間をつくった
- 同盟国である米軍の支援はありがたいが30キロ圏内には決して入らない
- 「日本を守るのは日本人だけ」という当たり前のことを再認識
- 国家と国民のために命を懸けた経験を持つ自衛官は我が国の財産
- 最後は「仲間と組織への信頼」が大事
現場の凄まじいエピソードの数々に胸が痛くなりました。
今なお北熊本駐屯地から第八後方支援連隊の部隊が被災地で活動を続けています。
あらためて、ありがとう!自衛隊。
【写真】ミニ集会「木原みのると語る会」を開催しています。ご希望の場所へ伺いますので、事務所まで遠慮なくご連絡ください(096−285−6319)。