京都市の伝統行事「五山の送り火」で岩手県陸前高田市で被災した松を燃やす計画が放射線物質の検出で中止になりました。
その松を成田山新勝寺(千葉県)が9月25日のおたき上げで燃やすことにしたら、抗議の電話が殺到したそうです。中には尋常ではない嫌がらせもあったと聞きました。
被災した松の放射線物質は、検出されたと言っても科学的に健康に影響の無いレベルでした。根拠も無く過度に危険視するのは明らかに異常です。
今年の「原爆の日」にも、戦争によってもたらされた原爆惨禍と大震災による原発事故を同列に置いて論じようとするグループが少なからず存在しました。
私が気になるのは「反原発左翼」が息を吹き返したということです。
原発反対デモを見ていると、明らかに左派勢力の影が存在します。
放射線への恐怖を高めることは、左派勢力にとっては好都合なのでしょう。長らく退潮気味であった左翼が、政治的に関与できるチャンスが訪れたと思っているのかも知れません。
原発事故を契機に政治スローガンを強めイデオロギー的な動きをする団体を、国民は注視しておかねばなりません。
現時点において原発は電力の3割を賄うエネルギーの主柱です。再生エネルギーを拡大する等、今後のエネルギー政策をどうしていくかは政治的課題ですが、少なくとも今は欠かすことはできません。
将来のエネルギー政策が、左翼イデオロギーに翻弄されないように気をつけましょう、という話題でした。
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