安倍総理とともに熊本県球磨村と人吉市の被災現場を訪問しました。球磨村では最初に14名が亡くなられた特別養護老人ホーム「千寿園」で黙禱を捧げ故人の冥福を祈りました。
人吉市では2箇所の避難所を激励。新型コロナウイルス感染症対策として、体温の測定や避難者同士の間隔の確保、パーティションの利用など、避難者の健康を守るための工夫がなされている事が確認できました。
熊本県知事はじめ被災自治体首長からの要望によると、まず、住民の日常生活の再建は待ったなしです。仮設住宅の建設をはじめ、通学の支援や廃棄物の処理など早急に手を打たねばなりません。そして、大きな被害を受けた農林業者や中小・小規模事業者が事業再開への気力を失いわない為の施策が必要です。
総理は官邸に戻るとすぐに『令和2年7月豪雨非常災害対策本部会議』を開催し、予備費や災害復旧の為の予算を合わせて約4,000億円の財源を活用し《被災者の生活となりわいの再建に向けた対策パッケージ》を月内に取りまとめるよう指示を出しました。
さらに、被災者の権利を守り、生活再建に向けた取り組みを後押しするため、明日の閣議で今般の災害を《特定非常災害》に指定すると宣言。これにより自動車運転免許の更新ができない方の有効期間の延長や、被災地に生じる様々な法律問題を無料で相談できる制度を適用できるようになります。
私は熊本に残り、瓦礫の処理に汗を流す自衛官を激励。写真は、福岡県春日市に所在する福岡駐屯地から災害派遣された第19普通科連隊の皆さんです。ありがとうございます!