幻の駐日米国大使

トランプ大統領(当時)は、ハガティ前駐日米国大使の後任としてハドソン研究所のワインスタイン所長を指名しました。ところが、人事案件が当時の政局に巻き込まれ上院で承認されないまま放置され、駐日大使はしばらく空席となっていました。そうしている間に、指名したトランプ氏自身が大統領選挙に敗れてしまいました。

その後、バイデン大統領は新たな駐日大使としてエマニュエル前シカゴ市長を指名。議会の承認を経て、先日ようやく着任となった次第です。

一方の梯子を外された形のケネス・ワインスタイン博士とは、かつてワシントンD.C.のハドソン研究所で意見交換させていただきました。外交安全保障分野に詳しく、安倍晋三総理(当時)の掲げた「FOIP(自由で開かれたインド太平洋)」を高く評価されてました。また親日家で人柄も素晴らしく「幻の駐日米国大使」と呼ばれています。

本日はワインスタイン博士と安倍元総理とのテレビ会談をコーディネートしました。二人は世界情勢について意見交換をし、旧交を温めたところです。

安倍元総理とワインスタイン博士とのテレビ会談
2019年、ハドソン研究所(ワシントンD.C.)にてワインスタイン博士と