米国では「予算」の成立プロセスが日本と異なるようです。米国連邦政府の予算が成立するまでの議会の対応は以下の通り。
○予算(budget)とは、連邦政府の歳入、歳出、財政赤字など予算の全体像を示すもの。両院の「予算委員会」で審議後、本会議で「両院一致決議案」を可決。
→「予算決議」成立(大統領の署名は不要)
○歳出予算(appropriation)とは、予算の決定後に示す細かなプログラム別の金額。両院の「歳出委員会」が担当。下院から上院へ送付、両院協議会で調整後、両院の本会議で可決。
→「歳出予算法」成立(大統領の署名が必要)
来日した米国下院歳出委員会の防衛小委員長であるベティ・マッカラム下院議員(中央)と国際情勢や国防予算のあり方ついて議論しました。