第8回「日本・ASEAN防衛担当大臣会合」がインドネシアにおいて開催されました。私はオンライン参加です。(現地には宮澤副大臣を派遣)
国際社会は、東シナ海・南シナ海におけるものを含め、力や威圧による一方的な現状変更やその試みに直面しています。また、経済的威圧や、不透明・不公正な開発金融を通じた影響力の広がりもみられ、安全保障環境は、厳しさと複雑さを増しています。
本年が日ASEAN友好協力50周年であることも踏まえ、日本とASEANが共有している地域の将来像を確認し、その実現に向けて防衛協力を新たな段階へと進めるべくスピーチしました。
将来像の実現に向けた4つの柱として、以下を提示したところです。
- 日ASEANで力や威圧によるいかなる一方的な現状変更も許容しない安全保障環境の創出
- 日ASEAN防衛協力の継続と拡充
- 日ASEAN防衛関係者の更なる友情と機会の追求
- ASEAN・日本・太平洋島嶼国の連携の支持
また、日本とASEANが共有しているビジョンを実現するためのこれらの努力を、「防衛協力強化のための日ASEAN大臣イニシアティヴ:ジャスミン(Japan-ASEAN Ministerial Initiative for Enhanced Defense Cooperation: JASMINE)として、参加各国に提示しました。