ヨルダン・ハシェミット王国のハサーウネ首相(兼)国防大臣と会談しました。
ヨルダンのように、一国のリーダーが国防大臣を兼務しているケースは時々あります。2018年5月に、私は財務副大臣としてEBRD(欧州復興開発銀行)の年次総会に出席するためにヨルダンを訪問し、その際、関係閣僚との会談やザアタリ難民キャンプへの視察などを行いました。そのご縁もあり、会談における話題は多岐に渡ったところです。
ヨルダンは中東地域の平和と安定のために、平素より多くの難民の受入れやテロ・暴力的過激主義への対策などに取り組む等、大きな役割を果たしています。今般のイスラエル・パレスチナ情勢においても、自衛隊による在外邦人等輸送に際し、ヨルダンの空港を活用させていただきました。自衛隊は、2度の邦人等輸送の任務を行い、計129名の邦人等を退避させることができました。
本年(2024年)は、日本・ヨルダン外交関係樹立70周年、日本・ヨルダン両大使館創立50周年及びアブドッラー国王陛下即位25周年を迎える年です。そのような重要な年において、両国は「戦略的パートナー」として防衛協力・交流を一層促進することを確認しました。
限られた時間でしたが、大変有意義な会談となりました。