防衛大学校卒業式

岸田内閣総理大臣ご臨席のもと、令和5年度の防衛大学校卒業式が挙行されました。人の組織である自衛隊においては、幹部自衛官にはチームのリーダーとして相応しい立ち居振る舞いや心構えが求められます。幹部自衛官の道を歩む68期卒業生の勇姿に接し、心強く、頼もしく感じたところです。

これからの幹部自衛官に期待することは、新たなチャレンジです。全て前例踏襲では新たな時代を生き抜くことはできないでしょう。

「守るべきものを守るために、変えるべきものを変えていく」

自分たちの未来は自分たちで切り開くという強い意思を持ち、新たな時代に臨んでもらいたいものです。

海外からの留学生が母国に帰り、それぞれの軍組織で活躍されることを願っています。自衛官と留学生との繋がりは、我が国にとって大きな財産です。

先日の「日本・太平洋島嶼国国防大臣会合」にて、トンガ、フィジー、パプアニューギニアに対して、防衛大学校が留学生を受け入れることを提案したところ、それぞれの国防大臣から喜んで受けたいとの回答を得ました。新たな国からの留学生が増えることで、防衛大学校をハブとした国際交流の輪も益々広がり、インド太平洋地域の平和と安定という共通の目標が達成に近づいていくでしょう。