水陸機動団 第3水陸機動連隊 隊旗授与式

この度発足した3個目の水陸機動連隊を竹松駐屯地(長崎県大村市)に誘致いただいたこと、そして、約730名の隊員とその家族を新たに受け入れていただくことに対して、地元自治体をはじめ関係者に厚く御礼を申し上げます。これにより、必要な場合にいつでも迅速に機動展開できる体制が構築され、抑止力・対処力がより一層強化されることになります。

四方を海に囲まれ、本土から離れた多くの島々や広大なEEZ・大陸棚を有する我が国にとって、島嶼の防衛は、国の存立に直結するものであり、その防衛の鍵となるのが島嶼防衛のプロフェッショナル部隊である水陸機動団です。水陸機動団は「島嶼を守り抜く」という我が国の断固たる意思と能力を国際社会に示す、陸上自衛隊の精鋭を集めた唯一無二の存在として国民の大きな期待をうけています。

力による一方的な現状変更やその試みは決して許さないとの意思と能力を明確にしていかなければなりません。水陸両用作戦は極めて難易度の高いものですが、陸海空の統合運用により水陸両用作戦を万全に行うことができるよう、厳しい訓練に取り組み、日本一の精強な部隊として引き続き任務に励むことを切に望みます。