7月4日の米国独立記念日のお祝いを申し上げるため、陸上自衛隊中央音楽隊とともに在日米国大使館を訪問しました。
あらためて、両国関係の更なる発展や日米同盟の強化のために日々多大なるご尽力をいただいているエマニュエル大使及び館員の皆様に心より感謝申し上げます。
日米両国は来年で戦後80年という節目の年を迎えますが、これまで日米両国は、民主主義、人権の尊重、法の支配、資本主義経済といった基本的な価値観を共有し、日米同盟がアジア太平洋地域及び世界の平和と安全の維持に貢献をしてきました。
本年4月に訪米された岸田総理は、共同声明や議会演説等において、かつてなく強固な友好・信頼関係に基づき、日米が二国間や地域にとどまらず、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を共に維持・強化していくという、不退転の決意を示しました。
実際に、日米同盟を基軸として、「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」という安倍総理が提唱したビジョンは現在、地域におけるさまざまな国を結びつけています。こうしたビジョンに多くの国々が賛同し、防衛当局間の協力を含め、様々なプロジェクトが展開されています。
また、日米首脳のリーダーシップの下、日米同盟の抑止力・対処力を一層強化するために、私はオースティン米国防長官と頻繁に議論を重ねています。今後とも日米の協力関係を深化させていくため、両国の良好な関係維持に尽力して参ります。