三菱重工業株式会社長崎造船所にて、護衛艦「なとり」の命名式・進水式を無事執り行いました。私自身、防衛大臣として初めて式典に立ち会うことができ、深く感銘を受けたところです。
本日命名した「なとり」は、我が国の優れた技術を結集し、船体のコンパクト化・省人化を両立した「もがみ」型護衛艦の9番艦であり、我が国周辺海域の防衛を担う護衛艦として就役が待ち望まれています。
四方を海に囲まれた我が国が、国民の生命と財産を守り抜くためには、海上防衛力の中核となる優れた艦を保有することが必要不可欠です。このような優れた艦を安定的に建造し、運用していくためには、国内にしっかりとした生産・技術基盤を築くことが極めて重要です。
我が国の艦船建造技術は、国際的にも高い評価を受けています。“造船大国・日本”の復活に向けて、造船建造に関わる多くの企業には、これまで培われた技術や経験を礎として、更なる艦船建造技術の向上を追求してもらいたいと考えています。