東京都23区を震源とするマグニチュード7.3、最大震度7の非常に強い地震を想定した防災訓練を実施しました。今年1月1日に発生した能登半島地震を思い出しながら訓練に臨んだところです。
発災後、省内に速やかに設置した「防衛省災害対策本部会議」では、「政府の総力を挙げて、被災者の救命・救助等の災害応急対策に全力で取り組むこと」といった岸田総理からの指示を確認。今後の対応構想等について、認識の統一を図りました。
首都圏の密集地における建物の倒壊や火災、山間部の土砂崩れ、関東近県における津波被害への対応など、いわゆる「首都圏直下型地震」は被害の拡大が想定を超えてくる可能性があります。
防衛省・自衛隊としては、まずは人命救助を第一義とした活動を実施します。そして、時間の経過とともに求められる様々な対応に、一丸となって取り組みます。
同時に、国家安全保障に空白は許されず、わが国の全ての領域における警戒監視態勢を維持することも極めて重要になります。