大雨に係る自衛隊の対応

いまだ震災の傷が癒えぬ能登半島において、今般の大雨によりお亡くなりになられた方に深くお悔やみを申し上げるとともに、被災された全ての方々に心よりお見舞いを申し上げます。

今般の大雨では、総理大臣から発出された指示事項を踏まえ、防衛大臣として以下の3点を支持しました。

①天候に配慮しつつ、陸海空のあらゆる手段を活用した情報収集活動を実施すること。

②関係府省庁及び自治体と緊密に連携し、情報共有に努めること。

③2次被害の防止を図りつつ、人命救助を第一義とした救援活動を実施し、災害対応に全力で取り組むこと。

石川県知事からの災害派遣要請を受け、昨日から、陸上自衛隊及び航空自衛隊の部隊が、輪島市、珠洲市、能登町において、人命捜索救助活動を全力で行っております。現在も継続中です。

【現時点での自衛隊による災害派遣活動】

[輪島市]久手川町、町野町及び中屋トンネルにおける人命捜索救助活動に加えて、市内各地の道路啓開を実施。

[珠洲市]現在、水や食料などの生活支援物資の輸送や給水支援を行うべく自治体等と調整を実施。

[能登町]北河内トンネル付近の人命捜索救助活動に加えて、町内各地の道路啓開を実施。

さらに、輪島市、珠洲市、能登町の複数の孤立地域に対して、現地の天候が回復次第、ヘリによる水・食料等の物資輸送等を行うため所要の準備をしてます。

いまだ見つからぬ行方不明者や安否不明者の人命捜索救助活動に全力を尽くすとともに、今後の被災者の生活支援ニーズを含め、きめ細かく被災地に寄り添い、関係省庁とも緊密に連携しつつ、引き続き、全力を挙げて対応します。