善意の申告

この時期は、事務所として収支報告書の作成や個人の確定申告の準備など、スタッフも私個人も準備に追われます。

政治に関わる事務所の収支は「1円単位」で報告することになっています。寄附金控除の書類作成も一苦労です。また、政治資金団体や資金管理団体の報告も、記載漏れがないように専門のスタッフを採用して行っています。

当然の義務として毎年当たり前のようにやってきました。

日本の申告制度は基本的に性善説システムなのです。収支報告も納税も、個人の善意の申告が頼りです。事業主は日本人としてのモラルの中で法に照らし合わせ、「節税」と「脱税」を判断します。

おそらく、多くの経営者は、誇りを持って納税(国民の三大義務)して、国家財政に寄与できることに喜びを感じながら、連日徹夜の作業で「1円単位」の書類作成に苦労しているのでしょう。

一方で、不正な献金を虚偽記載でごまかす政治家、過去の贈与税が時効になって払えない政治家が、平然と「歳入が足りない」と言い消費税をなど税制を語っています。

「こんな政府に税金の使い道を託したくない」

残念ながら、そんな経営者の憤りの声を聞くことが増えてきています。

エコテロリスト

以前にも書いたことがある鯨肉。

神武天皇に鯨肉を献上したという記録もあるとおり、捕鯨は日本古来の文化であり、地域によっては重要な食文化の一端を担っていました。現在は調査捕鯨の副産物としてのみ食用が許されています。

捕鯨問題の世界的論争があることは承知したうえで、「シー・シェパード」の今回のような暴力行為は許すことはできません。

純粋に環境保護団体が捕鯨反対運動を展開することは勝手です。常識の範囲内でやっていただくことを非難するものではありません。

しかし、武器・弾薬・薬物・ワイヤーなどの海中への不法投棄をどう説明するのか。明らかに、左翼運動の隠れ蓑として、また、反日運動として政治利用している連中がいるのです。

エコを掲げた「エコテロリスト」による「エコテロリズム」には厳正なる処分を下していただきたいものです。彼らに友愛精神は通じません。

消費マインド上がらず

食べ飲み歌い放題2000円カラオケ、ユニクロ980円ジーンズ、すき家280円牛丼、250円弁当、100円マック・・・街はデフレが止まらない。

「マクロ経済全体からは明らかに景気は良くなって来ている」「二番底はありません」と日銀の支店長は話をされますが、希望的観測を含んだ中央からの指示であることは承知しています。

確かに、不景気を煽るのは良くないことです。私も普段はなるべく消費マインドを刺激する話をしているつもりです。

しかし、急速に経済成長をとげている中国やインドなどと取引をしている企業は比較的明るい予測が可能ですが、熊本の多くの地場企業にとっては大変難しいビジネスモデルであることは間違いありません。

また、経営者は血のにじむような努力をしています。夏に向けて、本当に明るい兆しが見えてくるのか、このままデフレスパイラルに入っていくのか、予断を許さない状況です。

したがって、政府は企業努力だけで回復できるレベルかどうかの判断をせねばなりません。残念ながら現時点では無策です。

少なくとも、この時期に「時給を全国平均1000円」に上げるような話が出てこないことを祈るばかりです。

「なまごえ☆プロジェクト〜ふるさと対話〜(熊本県熊本市)」が自民党ホームページにアップされています。是非御覧下さい。

現場の感覚

210日から宮城県の王城寺原演習場で日米共同訓練が行われています。

陸上自衛隊第6師団第44普通科連隊長の開始式で訓示の一節。

 

「日米同盟は、“信頼してくれ”などという言葉で維持されるものではない」

 

昨年11月に来日したオバマ米大統領に対し、総理大臣が「トラスト・ミー(信頼してくれ)」と発言したことに端を発します。

 

連隊長の訓示はその通りです。

日米同盟が危機に瀕していることを肌で感じている現場の隊員の気持ちを代弁したものと思われます。

 

確信的に発言したのか、思わず本音が出てしまったのか、今はわかりません。しかし、いずれにしても公の場で現職自衛官がそれを言うべきではありません。

 

自衛隊の最高指揮官は総理大臣です。

上官を批判することは自衛隊組織の一員として厳禁なのです。

 

なるべく軽い処分を願っていましたが「注意処分」ということ。

懲戒ではなく処分の中で最も軽いもので安心しました。

 

外交・防衛・安全保障について、あまりにも無知・稚拙な閣僚の下で働く自衛隊員が気の毒でなりません。

 

連隊長の心中いかばりか、お察し申し上げます

建国記念の日(紀元節)

2月11日は紀元節、まことにおめでとうございます。

今年も『熊本県「建国記念の日」奉祝式典』に出席し祝辞を述べさせていただきました。

「紀元節の歌」(作詞:高崎正風、作曲:伊沢修二)を唄うのは一年のうちこの日だけ。会場のお年寄りは歌詞を覚えていますが、戦後教育世代は歌詞カードを見ながら唄います。

今年は皇紀2670年。西暦より長い日本の誇る紀元です。

といってもピンとこないのは戦後教育の結果。「紀元節」も「皇紀」も、学校でも家庭でも誰も教えることができませんので仕方ありません。

私が高校を卒業したのが昭和63年。昭和天皇が崩御され「大葬の礼」の当日に空砲を聞きながらの大学受験でした。

大学時代は国文学科でした。古事記や日本書紀を通じて日本の始まりや皇室の歴史を学びました。

私の場合、偶然に学ぶことができただけで、同世代の大多数は学ぶ環境になかったと思います。

現在の名称は「建国記念日」ではなく「建国記念の日」。「の」がついているところに、政治的妥協があったことはご存知の方も多いでしょう。

奉祝式典も以前は2,000席の会場が一杯だったとのこと。今年はそれでも300名が集いました。残念ながら高齢者ばかりで若い世代は極めて少ない。

公式な祝日ですから、国民にその意味をしっかりと理解してもらう努力をして参ります。

次の奉祝会には若い世代にしっかり告知し、まず参加してもらいます!