西の守りの要

現在、南西諸島を含む九州・沖縄方面は、我が国防衛の最前線であるが故に、各自衛隊は特に優秀な人材や最新の装備を投入しています。

来週8月25日付で幹部自衛官の定期人事異動がありますが、今回は九州・沖縄方面の国防を担う陸上・海上・航空自衛隊組織の最高責任者が同時に交代となることが発表されました。

これから九州に着任する陸海空3人の将官を紹介します。これまで厳しい訓練やあらゆる任務を乗り越えてきた、経験豊富で信頼の置ける皆さんです。それぞれが連携して大いに活躍されることを期待しています。

◎陸上自衛隊西部方面隊
・西部方面総監 竹本竜司 陸将
◎海上自衛隊佐世保地方隊
・佐世保地方総監 出口佳努 海将
◎航空自衛隊西部航空方面隊
・西部航空方面隊司令官 南雲憲一郎 空将

終戦の日から75年

午前中、仲間と共に靖國神社にて昇殿参拝。その後、日本武道館にて全国戦没者追悼式に参列しました。

靖國神社では例年通り多くの参拝者が列を作っていましたが、今年は感染症対策のため各人がマスクをし、意識して距離を取っている姿が印象的でした。

追悼式典には天皇・皇后両陛下をお迎えし、戦没者遺族や総理大臣はじめ各界の代表者が参列します。

正午ちょうどに黙祷を捧げ、天皇陛下から御言葉をいただきました。

例年は約6,000人の参列者のところ、今年は感染症対策のため約500人の参列者となりました。全国の多くの遺族は高齢化している為、東京での式典参列を見合わせたとのことです。

終戦の日から75年。

いかなる理由があれ、戦地に赴き命を落とすことになった先人の方々を終戦の日に敬うことは、現代において平和を享受している日本人としては当たり前のことではないかと、私は思います。

心静かに哀悼の誠を捧げます。

JR九州・豊肥本線が全線再開

熊本地震で被災し、肥後大津駅=阿蘇駅間が不通となっていた豊肥本線は、4年4ヶ月ぶりに全線復旧し、本日8月8日、運転を再開しました。

熊本県と大分県とを繋ぐ九州横断鉄道の再開です。通勤や通学、また買物や通院など地域の足としても復旧が期待されていました。

セレモニー終了後、熊本駅から特急「あそぼーい」に乗車。降車した武蔵塚駅ではハイコムグループ約70名の皆さんが出迎えてくれました!

JR九州は豊肥本線の全線再開にあわせ「スイッチオン!豊肥本線全線開通プロジェクト」を展開中。ONE PIECE熊本復興プロジェクトとのコラボ企画もあります。

阿蘇や大分への観光、そしてビジネスや帰省など、多くの皆さんのご利用をお待ちしています!

故・李登輝先生弔問団を派遣

中華民国元総統の李登輝(り・とうき)先生の逝去に伴い、日華議員懇談会(日華懇・古屋圭司会長)は日本台湾交流協会と合同で弔問団を派遣することを決め、本日、記者会見しました。

団長は、森喜朗先生(元内閣総理大臣)にお願いしました。

弔問団は8月9日に日帰りで台北を訪問しますが、台湾政府とも協議をしたうえで、一般客と隔離されたチャーター機を利用する事や、事前にPCR検査の陰性証明書を持参する等、コロナ禍に十分配慮した渡航となります。

我が国からの弔問団は、各国の中で最も早い台北訪問となるとのこと。蔡英文総統との面談も予定されています。

ミサイル防衛検討チームからの提言

本日、自民党ミサイル防衛検討チーム(小野寺座長)が取りまとめた《国民を守るための抑止力向上に関する提言》を受け取りました。

検討チームは多岐にわたり精力的に会合を重ねてきました。私は政府側代表として計7回全てオブザーバー参加し、提言に至る過程を拝聴しました。

まずは、イージス・アショアの代替機能の確保や経空脅威への対応の必要性が挙げられています。

次に、飛来するミサイルの迎撃だけを行っていては防御しきれない恐れがあることから、相手領域内でも弾道ミサイル等を阻止する能力の保有を含め、早急に結論を出すことが挙げられています。

ただし、それは憲法の範囲内で、国際法を順守しつつ、専守防衛の考え方のもと、日米の基本的な役割分担を維持したうえでの抑止力を向上するための新たな取り組みであるべし、とのこと。

政府ではNSC(国家安全保障会議)において議論が始まっていますが、更に今回の提言を受けとめ、しっかりと新しい方向性を打ち出し、速やかに実行していく所存です。