東アジア共同体構想の本質

 

鳩山内閣が掲げる「東アジア共同体構想」ってなんでしょうか。

 

FTA(自由貿易協定)の推進、人的交流、通貨の統合、環境問題への取り組み、災害時の協力など、幅広い分野での東アジア諸国との協調関係を検討することのようです。

 

悪い話ではないように聞こえます。本当にそうでしょうか。

 

「東アジア」の定義は、おそらくASEAN諸国(10ヶ国)と日中韓の合計13ヶ国になるのでしょう。

 

名目GDPの合計は約8兆ドル。そのうち日本4兆ドル、中国2兆ドル、韓国0.7兆ドル。

現在のところ、経済的には日本が主導権をもつことができそうです。

 

一方、人口の合計は約20億人。そのうち日本1.3億人、中国13億人、韓国0.5億人。

将来的には、中国マーケットがあらゆる中心になっていくでしょう。

 

常識的に考えれば通貨は元(ゲン)に統一されます。

 

また、民主党が掲げる国連中心主義。

常任理事国である中国が常にリーダーシップを発揮します。

日本は中国の意向を伺うことが求められます。

 

さらに、EUのように人的交流の規制緩和による移民自由化が行われます。

多くの中国人富裕層や中国人労働者が治安の良い日本に移住することになるでしょう。

 

外国人参政権付与とセットになれば、中国共産党の日本に対する影響力を増大させることにならないだろうか。

中国共産党は合法的に日本への内政干渉権を手に入れることになるのではないか。

 

東アジアには、EU諸国のように共通する歴史や価値観、または政治理念などは存在しません。

『友愛』という響きの良い言葉だけでは通じない相手がいることを警告しておきます。

【写真】卒業式のシーズンです。4月から新社会人になる皆さんと。

  

無言清掃

チャイムからチャイムまでひたすら無言で清掃活動。

私語厳禁で掃除をするのが「無言清掃」です。

長野県または宮崎県のある小学校が発祥校といわれていますが、徐々に全国に広がりをみせています。

私は良い取り組みだと思います。

実は、欧米諸国をはじめ、ほとんどの先進国では子供たちに学校内の掃除をさせません。専門業者によって行われるケースが常識です。

「うちの子に掃除をさせないで」そんなモンスターペアレントの話も聞きました。

しかし、日本の場合は学校教育の一環として、経済大国になった後も継続してきた歴史があります。

決して楽しいものではない掃除を通して、自分たちの心の垢を取り除き、感謝の心を磨き上げる。

無言で掃除をすることで、効率もあがる上に自問自答の時間が与えられます。

集中力が高まり、勉強の成績が上がったとの報告も。

私が評議委員を務める熊本市内の学校でも勧めてみようかと思います。

【写真】4月から自衛隊に入隊する熊本市出身者を激励!とにかく高い意識を持って崇高な任務に邁進していただきたい。

やっぱり沖縄県内

 

また、普天間移設問題。

 

「キャンプ・シュワブ陸上案」と「ホワイトビーチ埋め立て案」が有力との政府見解です。大方の予想通り、いずれも沖縄県内になりますね。

 

 

「キャンプ・シュワブ陸上案」

 

⇒住宅地に近く騒音や事故の危険性がある。そもそも普天間から移設する理由は住宅地が近いから。何のための移設かわからない。

 

「ホワイトビーチ埋め立て案」

 

⇒現行案(辺野古沖埋め立て案)を反対した理由は「沖縄のきれいな海を守るため」。結局埋め立ててしまうの?

これから環境アセスや自治体説得に時間もかかる。

 

 

私は当初から現行案しかないと言ってきました。

また、米国も選択肢に現行案を検討するように強く要望しています。

 

何故、現行案を検討の俎上にさえあげないのでしょうか。

単に前政権で決めたことを全部否定しているようにしか見えません。

 

そもそも、沖縄県民には「国外を目指し少なくても県外」と約束しています。

どうするつもりでしょうか。

 

県民も県議会も県も住民団体も、期待させられて、振り回されて、完全に舞い上がってしまっています。

 

裏切られた場合の落胆は大きいでしょう。

 

沖縄の皆さんに土下座し謝罪して、現行案に戻すしかありません。

 

一刻も早く。

 

それとも、これから「ウルトラC」が出てきますか?

タイムリミットはもうすぐ。

 

【写真】熊本市隊友会画図支部総会・意見交換会にて。

 

週末行事の告知

◎緊急街頭演説〜このままでは日本が危ない〜

日時 : 3月20日(土曜日)18:00〜18:30

場所 : 下通りパルコ前(予定)

弁士 : 木原みのる

 

◎なまごえ☆プロジェクト〜ふるさと対話〜

3月22日(月)10:40〜12:00 玉名市立願寺温泉公園(足湯につかりながら)

3月22日(月)14:00〜15:30 荒尾市観光物産館

3月22日(月)16:30〜18:00 熊本市尾ノ上地域コミュニティセンター

※谷川秀善(自民党参議院幹事長)が来熊します。

 

【写真】グラウンドゴルフ「木原みのる杯」にて優勝トロフィーの返還!

党本部への意見書

 

昨日、自民党熊本県連(山本県連会長)は党本部(谷垣総裁)に対して意見書を提出しました。以下、文書全文を公開します。

 

 

「党本部の更なる結束と党改革を求める意見書」

 

自民党は、先の衆議院総選挙において国民から厳しい審判を受け、政権与党の座を明け渡し、政権交代を許すこととなった。

 

 しかしながら、日本経済の再生と発展を目指し、激変する社会に対応した国の基本政策を立案し、着実に実行できるのは国民政党としての自民党しかないとの自負はいささかも衰えるものではなく、次期参議院選挙の勝利に向けて県連一体となって取り組んでいる状況である。

 

 しかるに、最近の報道によると、党内の国会議員による、我が党の結束を乱す言行が取りざたされている。これは、総選挙の歴史的惨敗の要因となった国民不在の目に余る内部分裂を繰り返し、広く国民に不信感を抱かせたことを彷彿させるものである。

 

 この要因を党本部は真摯に受け止め、改めるべきは大胆に改め、反省すべきは真摯に反省し、人事刷新も含め思いきった党改革を断行し、早急に今夏の参議院選挙へ向けての挙党体制を構築すべきである。

 

 党本部の更なる結束と党改革を強く要望する。

 

 

【写真】ラジオでは番組を動画配信しています。先週は電話で木挽司(こびきつかさ)前衆議院議員とトークしました!