汗ばむほどの陽気の中で、電停「水前寺公園前」にて朝の街頭演説。黄色いスマイルジャンパー着用は今週が最後になるでしょう。その後は、各種団体の総会での挨拶が続きましたが、経済不況が末端まで広がりをみせている事を感じます。加えて、ヤミ献金やウラ金問題に対する政治全般への不信感が募っています。経済不況を脱するには景気対策、政治不信を払拭するには政治改革しかありません。今週も決意を持って上京。
官軍も賊軍もない
熊本市川尻の延寿寺での「薩軍戦没者慰霊祭」に参加。この寺は西南戦争における薩軍の本営でした。同時に薩軍の野戦病院でもありました。このため各地から薩軍の戦死傷者が運ばれ、戦死した兵士約850名が葬られています。写真は境内にある「薩軍戦没者の墓碑」です。周辺の民家には国旗を掲揚していただき、第八師団の音楽隊による演奏が響き渡ります。当時は「賊軍」と言われた薩軍も、現在では我が国の行く末を案じての行動だったことが理解されています。西郷南洲も浮かばれることでしょう。
4月は自治会役員改選の時期です。私が育った出水南校区十町内では、10年にわたり自治会長を務められた豊永悟さんが勇退されます。立候補の時から大変お世話になりました。感謝を申し上げます。
早くも夏日
「条約」について
「第三海兵隊機動展開部隊の要員及びその家族の沖縄からグアムへの移転の実施に関する日本国政府とアメリカ合衆国との間の協定について承認を求めるの件」、いわゆる「在沖縄米軍のグアム移転条約」を衆議院外務委員会にて承認しました(賛成:自民党・公明党、反対:民主党・社民党・共産党)。
外務委員会に所属するようになって、「条約」を意識するようになりました。憲法73条には、内閣の権能として条約を締結することができると規定しています。但し、事前に、時宜によっては事後に、国会の承認を経ることを必要としています。議決に関しては予算と同じように衆議院の優越が認められています。予算とも一般法とも違うところは、「国会の事後承認」が認めらているところです。
島国日本の過去の歴史をひも解いてみても、外交の重要性は計り知れません。外交の失敗の延長線上に戦争がありました。戦争に突入するも回避するも外交次第です。サミット等を見ていると、外国との交渉は一見和やかに感じられます。しかし、水面下では各国の代表者が国益を賭けた真剣勝負が繰り広げられています。その場で結論を出さざるを得ない時もあります。「持ち帰って国会の承認を得てから・・・」では勝負になりません。事後承認が許されている所以です。
大型補正予算
今朝の自民党政務調査会全体会議において、「経済危機対策(平成21年度補正予算案)」が了承されました。内容については、バランスのとれたものになりました。規模については、内需下支えによる「底割れ」の防止、財政出動に関する国際協調の実践、予想される失業率悪化への対処、民需主導経済への円滑な移行などを考慮し、多年度による対応も視野に入れ、補正予算により、国費15.4兆円(事業費56.8兆円)の対応を行うこととしました。本予算88兆円に加えて、単年度で国費総額100兆円を超えたのは憲政史上初めてのことです。党として政府として経済対策への決意は相当なものです。しかし、国債を発行するということは、次世代への借金になるので喜んでばかりではいられません。徹底して無駄を排除して、予算の全てが国民に行き渡るように監視しなければなりません。
東京都の桜の基準木は「靖国神社のソメイヨシノ」です。東京近郊の桜は今週が満開。学生時代の仲間と夜桜鑑賞に行きました。
『散りきわの 靖国桜 うつくしき』

