一望

●「山路を登りながら、こう考えた・・」夏目漱石『草枕』の冒頭に書かれている部分の「山」とは、熊本市西方にそびえる金峰山(きんぼうざん)です。久しぶりに訪れました。「おい、声を掛けたが返事がない・・」の場面に登場したのは「峠の茶屋」です。夏目漱石は五高の教授として4年3ヶ月熊本に滞在しています。そのときの小旅行を素材として書かれたのが『草枕』です。

    

●熊本城を築城し熊本の基礎を築いたのは加藤清正です。清正公を祀る浄池廟(じょうちびょう)を訪れました。加藤清正銅像公園からは熊本市を一望できます。遠く阿蘇まで見渡すことができます。清正公は今の熊本をどういう気持ちで見守っているのでしょうか・・・。