理想郷

●政治家になって驚くことが少なくなったような気がしますが、民主党の農業政策には久しぶりに驚かされました。

 まず、「農産物貿易の完全自由化(関税の撤廃)」です。安い海外の農産物が大量に輸入され国内生産は激減します。その結果、食料自給率は現在の40%から12%になると推定されます。私は賛成できませんが、それもまた一つの考え方なのかも知れません。問題は、これと同時に「食料自給率100%」を掲げていることです。「農産物の完全自由化」と「食糧自給率100%」の公約を同時に実現するのが不可能であることは子供でもわかることです。

 総じて野党の政策は耳ざわりが良いことが多いようです。野党は財政・財源に責任を持たないので、好き勝手な理想郷が公約に存在します。自民党は政権与党なので極端な約束は出来ませんが、着実に頑張れば必ず実現することだけ掲げています。良識ある国民の皆様には必ず理解していただけると信じています。