●テレビを見ていたら、レポーターがガソリン値下げの混乱ぶりを報道しようと懸命に街を取材していましたが、案外静かでしたね。昭和48年の『石油ショック』の話を聞くと、この時は「トイレットペーパーがなくなる」という根拠もない噂が先行し、実際に一部のスーパーマーケットで売り切れになった様子を、テレビや新聞が大げさに報じた結果、全国的に大混乱になってしまったそうです。テレビ局は、今回も全く同じ手法で、ガソリンスタンドに張り付いて店主に値下げを煽ったり、お客さんに「あっちが安いですよ」と情報を提供したり、街を混乱させようと必死の様子でしたが、国民は極めて冷静でした。日本人は大人になりました。