年度末

●来年度の歳入法案は、2月29日に衆議院で通過し参議院に送付しました。3月28日までの約一ヶ月間、参議院では審議がまったく行われない事態が発生しました。過去にも審議が遮断されることはありました。しかし、表で議論できない場合は、裏で各党幹部が話し合い一定の結論を得るという知恵がありました。時間内に結論を出すことも成熟国家の政治として必要です。今回の、民主党による審議拒否と話し合い拒否は、憲政史上稀に見る、歳入法案の年度内成立ができないという状況を生じさせました。参議院で多数を占める政党としては無責任だといわざるを得ません。日本は、「JAPAiN」と言われても仕方がありません。与野党ともに真摯に話し合う姿勢をみせましょう。与党執行部の目的は10年間59兆円の維持、民主党の目的は時間切れによるガソリン値下げと国民の混乱さらに解散総選挙であることは明白です。いつまでもこのままの膠着状態は許されません。国家国民のために、福田総理の『新提案』を基に妥協するしか方法は残されていないようです。一日も早い党首会談を望みます。

 辛うじて、道路関係を除く日切れ法案については、年度内に実質的空白を生じさせないための各党合意を行いました(参議院で審議をされることはありませんでしたが)。しかし、歳入と予算の間に2.6兆円の大きな隔たりがあるので、予算は「絵に描いた餅」です。歳入欠陥が生じた場合、地方財政等に大きな痛手が生じます。補填するために赤字国債を発行すれば、借金がまた増えて国際的信用を失う結果、株価が暴落するでしょう。そもそも両院議長は、「予算及び歳入法案について年度内に結論を得るものとする」とあっせんをしていました。参議院議長は、この約束を反故にした責任はどうするつもりでしょうか。いよいよ明日から新年度です。