「ヤミ専従」撲滅法案

●在京。

 以前にも紹介しましたが、『ヤミ専従』とは、勤務時間中に正規の手続きをとらずに、職場で勤務しているように装いながら給与を受給しつつ、実際は職場を離れて組合に専従している状態のことです。国民の税金を食いモノにし、既得権益確保の為に不正に組合活動に専念している悪徳公務員を一掃する方針を固めました。所属している「社会保険庁ヤミ専従問題対策プロジェクト・チーム」の取りまとめ案について公明党と詰めの協議を行いました。

 具体的には、社会保険庁で違法な労働組合の専従活動(ヤミ専従)を行っていた職員とそれを黙認していた管理職らの双方を、後継組織の「日本年金機構」で採用しない制度を設けました。採用に関する「欠格事由」を新たに定め、該当者の採用を許可しない枠組みを作るのが柱です。該当者は数百人に上ると思われます。次の臨時国会に議員立法で提出します。

 何故ここまでしなければならないのかというと、2010年1月に新たに発足する日本年金機構が国民の信頼を得るには、社保庁でヤミ専従にかかわった職員を一掃する必要があると判断したからです。労働組合を支持母体としている政党には出来ない改革なのです。