歴史的大事業

 アジア大陸とヨーロッパ大陸はボスポラス海峡によって分断されています。しかし、現在は2本の橋によって結ばれました。そのうち1本は日本企業が建設したことは昨日触れました。さらに現在、「ボスポラス海峡横断鉄道建設工事」が行われており、海底トンネルによって二つの大陸が結ばれようとしています。この国家プロジェクトを受注しているのも日本企業(大成建設)です。

 建設現場を視察し要望を伺いました。この大工事には最低でも25名の技術者が必要にもかかわらず、10名分の労働ビザしか発給されていないので大変困っているとのこと。原因を大使館に確認したところ、トルコの技術者労働組合が自分達の仕事を守るために、外国人技術者を入国させないように圧力をかけているとのことでした。明日のアンカラでのトルコ政府との会談で、この問題を取り上げることを約束しました。